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  ライセンス契約には様々なバリエーションがあるが、その契約内容によってその後の収入は大きく変わってくる。そのための契約についての急所と契管理の方法について解説。
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儲けるためのライセンス契約の急所と
契約管理に向けた商機
written in 2004/8/1

 ビジネスを拡大していく過程では、販路を拡大したり売上を伸ばすために、何らかの形で他社と提携することが必要になるものだ。しかし提携先の企業が、期待した通りの働きをしてくれずに共同プロジェクトが頓挫してしまうことも珍しくない。しかし、それでは自社の業績が大きなダメージを受けるばかりか、長年かけて築き上げてきた“会社の信用”までを失ってしまうこともあり得る。

例えば、アニメ作品でブレイクした有名キャラクターを持つ企業が、他の玩具メーカーに対して、キャラクターを使用した商品の製作、販売を許諾するようなケースでは、許諾先のメーカーが粗悪な商品を販売して消費者の信頼を裏切ったり、商品の販売不振から極端な値引きや乱売をしてしまうことでキャラクター自体にまで傷が付いてしまう。

有名ブランドを数多く所有する企業では、その辺りのライセンス管理が徹底していて、ライセンス許諾先の会社がブランド価値を失墜させないように目を配っている。しかしその逆に、新興の企業が所有する人気キャラクターや商標、特許権などの知的財産を、大企業に対して使用許諾する場合には、ライセンス管理のノウハウが乏しいために、大企業側に都合のよいように扱われた上に、全然儲からない内容の契約を結んでしまうことが少なくない。

このような事例に共通しているのは、ライセンス契約に対する“詰めの甘さ”だ。企業と企業とが提携する場合の約束事はすべて「契約書」の書面に集約されるため、その内容を十分に煮詰めてライセンス許諾元の企業(ライセンサー)が、しっかり儲けられる仕組みを築いておくことが重要だ。その要点について整理してみたい。


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この記事の核となる項目
 ●売れなくてもライセンサーが儲かる仕組み
 ●ライセンス商品の品質を管理するための工夫
 ●ライセンス商品販促活動の義務と条件について
 ●正確な販売量を把握するライセンス契約管理に対する商機
 ●第三者機関が管理するライセンス契約の仕組み
 ●優良コンテンツに対する版権管理の仕組みと版権エージェント
 ●知的所有物が生み出す権利ビジネスの仕組みとエージェント


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