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優れたフリーランサーの契約ノウハウと
エージェントビジネス
written in 2003/3/9

 世界的に話題になった「ハリーポッター」の総販売部数は1億冊を超えるベストセラーとなった。当然ながら執筆者には巨額の収入をもたらしたが、その表紙絵、挿絵作者への報酬はわずか 300ポンド(約5万5千円)に過ぎなかったという。これは挿絵作家が仕事を受注した際の契約内容に、販売部数に連動した報酬体系が明記されていなかったことに起因する。

この手の話は書籍出版や音楽業界ではよくあることだ。業界で働く人達の多くがフリーランサー(個人事業者)であることから、取引(契約)の条件を詳しく検討しないままに「仕事がもらえるなら…」という安易に請けてしまう。多くのフリーランサーが、契約書も交わすことなく曖昧な条件のままで仕事をしているのが実態である。

個人事業者として仕事をしていくには、本来の業務に加えて、営業、経理、事業主の四役を同時にこなすことが要求される。さらに知的著作物を生み出すクリエイター職であれば、作品のライセンス管理までをこなす必要があるが、実際にこれらすべての役を完璧にこなせる人間はいない。

欧米のプロスポーツ界では、優秀な選手がチームと契約する際に、選手本人が交渉するのではなく、代理人(エージェント)が交渉役となって好条件を引き出すスタイルが浸透してきている。このような「エージェント」はスポーツ界に限らず、ビジネスの現場でも成立する職業として今後の活躍が期待されている。
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この記事の核となる項目
●儲からない個人事業者(フリーランサー)の間違った営業戦略
●個人事業者が仕事を獲得ための手法について
●前向きな営業姿勢が受注単価を落とす矛盾
●仕事単価を上げるためのエージェント活用策
●優れたフリーランサーの契約ノウハウ
 ・契約内容の違いによる収入格差の例
●出版分野のエージェントが所属するプロダクション(米国事例)
●スポーツ界におけるエージェントビジネス
 ・スポーツ選手のエージェントサービスを展開する企業
 ・スポーツエージェント企業が求めるプロ選手の特徴
●マーケットプレイスからエージェントビジネスへの転換


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