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  少子化で若手人材の採用が難しくなっていく中では、会社を一度辞めた人材を再雇用することも必要になってくる。これらの人材はブーメラン人材と呼ばれており、若い転職者の46%は、元の会社に復職したいと考えている。
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転職者の出戻りを認めるブーメラン採用と
企業同窓組織の運用
JNEWS会員配信日 2016/1/16

 人材難の中では、過去に転職していった元社員を再雇用する企業が増えており、「ブーメラン採用」と呼ばれている。再雇用者は、社内の環境や業務内容を理解しているため、従業員教育にかかる手間が省けて、短期で即戦力にできるのが利点だ。

従来の企業文化では、他社に転職した者は「裏切り者」という扱いだったのが、「卒業生」として仲間の一員であることを認める風潮へと変化してきている。

労務管理システムを開発するKronos(クロノス)と、WorkplaceTrends.comが行った調査によれば、ミレニアル世代(1980〜2000年頃に生まれた若者)転職者の46%は、元勤務先への復職を検討したいと考えており、採用側でも76%の企業が転職者の復帰に寛容な姿勢を見せている。

ブーメラン社員は、一度は他社の環境を経験したことで、「隣の芝生は青く見える(実はそれほど青くない)」ことを自覚するため、復職後の離職率は低いという。また、転職先(ライバル社であることが多い)の内情や業務知識を習得しているため、そうした情報やノウハウを合法的に取り込めることも大きい。

ただし、ブーメラン採用のリスクもある。会社を一度辞めた人材は、何らかの不満を抱いて転職をしているため、再雇用しても不満が解消されるとは限らない。

社内の人間関係に原因があった場合には、復帰させることで職場の雰囲気が悪くなってしまうことがあるため、以前の上司とは同じ部署にしない等の配慮も必要になる。また、生え抜きで勤務している社員とのバランスで、給与の設定や役職の決め方も難しい。そのため、ブーメラン採用の普及に関連しては、新たな人事管理システムの需要も出てきている。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です→記事一覧

JNEWS会員レポートの主な項目
 ●リファラル採用の仕組みと利点
 ●転職した社員を呼び戻すブーメラン採用モデル
 ●コーポレートアルミニ組織の構築
 ●盛り上がる同窓会市場と関連ビジネス
 ●同窓会幹事代行サービスの仕組み
 ●同窓会組織を収益化するための発想
 ●ミレニアル世代を取り込むリクルートビジネスモデル
 ●求人倍率の上昇局面に備えた新リクルートビジネスの最前線
 ●インターンシップを起点とした優良企業のエリート人材採用
 ●母校を起点とした人脈作りと実名制コミュニティの活用方法
 ●結婚市場の穴を埋める新たな宴会需要の開拓と幹事代行事業

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