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中小企業の信用力を高める決算公告と 会計事務所サイトの役割 |
written in 2004/5/16
これまでに付き合いのない会社と新たに取引を開始するにあたっては、その会社の信用力が気になる。地場の会社同士ならば地域内の評判というのも掴みやすいが、ネットを介して全国各地からの取引案件となれば、全く顔の見えない相手(会社)の信用力を手探りで判断しなくてはならない。
代金の受取りと同時に商品を渡す現金取引なら、相手の信用調査をする必要もあまりないが、売掛金が発生する取引となると、いくら魅力的な注文でも簡単に応じてしまうわけにはいかない。個人向けの販売(BtoC)とは異なり、企業間の取引(BtoB)では金額が大きいために、万が一、代金が回収不能になった場合には大きな損失を受けてしまうリスクがあるためだ。
そのため、全国的にまだ信用力の乏しい中小企業やベンチャー企業が、新しい取引先を開拓していくためには、信頼関係を築くために何らかの情報提供をする必要がある。その具体例としてwebサイトの会社概要欄に「主な取引先」として、過去に取引歴のある大手企業の名前をずらりと掲載しているケースもよく見かけるが、これは現実的には何の信用情報にもならない。新たな取引先が知りたい“信用情報”というのは、その会社の財務情報だと捉えておくべきだろう。
(起業家のための成功法則一覧へ)
●中小企業が信用力を高めるための決算公告とは
●ネット上のBtoB取引を支援する税理士サイトの可能性
●会計事務所サイト上における決算公告機能の仕組み
●資産の流動性で評価する企業の信用度と“現金”が持つ力の意味
●赤字会社を黒字に蘇らせるための工夫と改善すべきポイント
JNEWS LETTER 2004.5.16
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