地球に優しい環境ビジネス
  
Top > 地球に優しい環境ビジネス
 
JNEWS LETTER
2週間無料体験購読
配信先メールアドレス

RDF

Google

WWW を検索
JNEWS.com を検索
空気がタダでなくなる時代に向けた
空気販売ビジネスへの着目
written in 2002/6/23

 花粉症などの空気中の微粒子や微生物が原因とされているアレルギー症の緩和や解消に、空気清浄機が効果的といわれるようになって以来、空気清浄機市場が拡大している。2001年度における空気清浄機の普及率は約21.5%(松下電工調べ)となり大きな市場を形成した。

これまで空気清浄機はオフィスやビルなどでの需要が主だったが、アレルギー対策として一般家庭での利用が広がってきたことから、空気の清浄化や質に対して消費者の関心を強く惹きつけている。昨年からは、健康によいとされているマイナスイオンを発生するしくみを組み込んだ家電製品が売れ筋商品になっていることからも、その傾向は本格化していることが伺える。

健康志向の高まりから、多くの消費者が質の良い水を求めるようになり、タダとされてきた水を商材とするビジネスが活発になった。そしていまや消費者は、有害物質が除去され、健康維持や向上に効果がある成分を含んだ“質の良い空気”を、有料でも手に入れることを求めはじめている。

健康維持増進を目的とした空気販売ビジネス

     今では、日常の生活でガソリン代よりも高価な水(ミネラルウォーターや海洋深層水等)を購入することに抵抗はない。かつては、水がない場所で必要となるからやむなく購入したものだが、今では飲み水が目前にあってもわざわざ購入している。その理由は、水道水より「おいしい」という他に、「体にいい」「血がキレイになる」といった健康維持や向上に効果あるからというのが大半だ。

    この傾向は、いまや「空気」にまで及びつつある。浄水器販売や海洋深層水の商業利用といった水ビジネスに次ぐ市場として、空気を商材にした「空気ビジネス」が注目されてきているのだ。

    空気を「売る」といっても、ミネラルウォーターのように、例えば「〜のおいしい空気」と銘打って“空気の缶詰”をただ店頭販売しても収益をあげることは簡単にはいかない。将来的には、携帯用空気を購入することが一般的になる可能性も否定できないが、現状では、空気をわざわざ買おうとさせる明確なコンセプトを打ち出し、消費者の関心を強く惹きつける必要がある。そこで、キーワードとなるのが「健康維持・増進」と「環境改善」の二つだ。
地球に優しい環境ビジネス一覧へ

この記事の核となる項目
●都会人をターゲットにした“酸素バー”という商売
●空気ビジネスの米国最新動向
●屋内空気環境のコンサルティング業
●オフィスの空気品質診断・検査サービス
●室内の臭気制御、消臭サービス


この記事の完全情報はこちらへ
JNEWS LETTER 2002.6.23
※アクセスには正式登録後のID、PASSWORDが必要です。