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磁石製造業者が成功したネットビジネスの視点
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事例研究:MAGNET WORLD
written in 2000.3.25
国内中小製造業者へのインターネット普及率は決して高くない。経営者が個人的にメールを使ったりwebへアクセスすることはあっても、それを本業に活かすためのアイディアや方向性が定まらないケースが大半を占めている。メディアが取り上げるネットビジネスのモデルは現在のところEコマースが主流であるため、物作りが本業である製造業者にとっては「畑違い」の印象を抱いているのも活用策を見つけにくい理由の一つである。
しかし大手メーカーが将来の直販体制整備を意識して積極的にネットビジネスに参入している現状を踏まえれば、国内の中小メーカーがインターネットから離れ続けているわけにはいかない。
そんな中で、効果的にインターネットを自社のビジネスに活用している小規模製造業者として二六製作所(滋賀県大津市)に着目してみたい。同社は永久磁石製品および歯科医療用製品の製造をおこなう従業員数9名のメーカーだが、webサイト上から自社の磁石製品を直販する仕組みを作り上げ、注目すべき成果をあげている。
サイト立ち上げの経緯と反響
二六製作所では以前から業績の先行きに不安を感じていた。そのため業績向上に繋がる打開策を模索していたところ、96年頃から国内でもインターネットが普及し始めたことから、現在のwebマスターである同社の村上肇氏がネットに関する情報を収集し、その魅力や可能性についてを社内に説明して 97年9月に同社のwebサイト「MAGNET WORLD(マグネット・ワールド)」を立ち上げた。 同社で製造している「永久磁石」を販売するためのオンラインショップである。
■MAGNET WORLD
それまで、同社の永久磁石は100%法人向けに製造販売されていた。零細企業であるがゆえに大量生産、大量販売による価格競争には勝ち目がないために、主に分析機械用などに使われる小ロットの磁石及び磁石応用製品の製造販売を本業としている。
そのため新規顧客の開拓、販路拡大を目的としてインターネット上で自社の製品をPRしていくのがwebサイトの目的。もともと小ロット販売が主流であったために、個人・法人の区別なくネット上で素直に磁石を販売していくことにした。
●磁石の売り方と顧客側のニーズ
●マグネット・ワールドの顧客特性と売上動向
●B-to-C から B-to-B への成功法則
●これからの製造業者に求められるものとは・・
●自転車業界の構造から学ぶ中小メーカーのEコマース戦略
<この記事の完全情報 URL>
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これは正式会員向けJNEWS LETTER 2000年3月25日号に掲載された記事のサンプルです。 JNEWSでは、電子メールを媒体としたニューズレター(JNEWS LETTER)での有料(個人:月額500円、法人:月額1名300円)による情報提供をメインの活動としています。JNEWSが発信する情報を深く知りたい人のために2週間の無料お試し登録を用意していますので下のフォームからお申し込みください。
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