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ビットコインによる海外労働者向け国際送金ビジネス

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JNEWS会員配信日 2021/2/9

今後のビットコイン活用が最も期待されるのが国際送金の分野である。日本から海外の銀行に国際送金をすると、1件あたり3,000~7,000円もの高い手数料がかかる。これは、日本国内の銀行→海外の中継銀行→送金国の受取銀行という複雑なルートを経由して資金が送られるためである。実際の手数料は、送金する国や通貨によっても異なるが、送金ルートで中継する銀行が多いほど高くなる。

《銀行経由の国際送金ルート》

国際送金は、海外の出稼ぎ労働者が母国に小口送金するニーズが高く、新興国のGDPを支えるほどの規模がある。世界で国際送金の受取額が大きいのは、インド、中国、メキシコ、フィリピンの順だが、フィリピンは海外労働者からの送金がGDPの9.8%を占めている。そのため、フィリピンへの国際送金を安価に行うことを専門にしたビジネスも成り立っている。

《海外労働者の自国送金額(2019年)》

フィリピンでは、銀行口座を開設するのに最低預金額が求められるため、口座を保有できるのは上位の富裕層に限られており、全世帯の銀行口座普及率は約25%と低い。そのため、銀行ルート以外の国際送金サービスに対するニーズが高く、ビットコイン送金に対応した電子ウォレットアプリが普及している。

ABRA(アブラ)」というアプリはその一つで、海外に出稼ぎに出ている家族からの送金をビットコインで受け取ることができる。アブラは、送金にかかる手数料は設定しておらず、クレジットカードやデビットカード、またはフィリピン国内のセブンイレブン店舗にあるキオスク端末から100種類以上の仮想通貨を購入できるようにして、こちらのスプレッド(販売差益)で収入を得ている。

ABRAアプリの中には、通常の取引口座とは別に「Interest account」という利息口座があり、その中に仮想通貨を保管すると1日単位で金利が付くサービスがある。これは、仮想通貨レンディングという仕組みを利用したものだが、ビットコインは年率で4.5%、イーサリアムは5.0%の金利が設定されている。そのため、現金を仮想通貨に替えて利息口座で運用することが、新たな投資手法として注目されている。

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