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  ファッションの流行予測にもビッグデータ分析の手法が取り入れられるようになっている。グーグルは膨大な検索ログを解析することで、新たなファッションのトレンドがどの地域でいつ頃から現れて、流行が他の地域へ波及していく速さまでを予測可能にしている。
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グーグルが検索クエリーから予測する
流行ファッション動向
JNEWS会員配信日 2015/5/21

 これまでファッションの流行予測といえば、アパレル業界のバイヤーが、各ブランドやデザイナー主催のファッションショーに参加したり、街中で若者のファッションを肌で感じるなど、アナログ的な手法を頼りにしてきた。

しかし今年からは、グーグルが発表した「ファッション・トレンドレポート」が注目されている。これは、2012年〜2015年の検索ログから、ファッションをキーワードに検索されたクエリー(約60億件)を抽出して分析したもので、消費者がどんなファッションに関心を抱いているのか、新たな流行が起きたり、衰退していく兆候などを捉えている。

具体例として、2015年春のレディースファッションは、女性らしいロマンチックな印象の「チュールスカート」が米国で流行するトレンドを、2014〜2015年の検索ログから察知している。このトレンドは、2014年6月頃からウェストコースト地域(西海岸)に発生し、半年から1年かけて、徐々に米国全域へと波及している。

もう一つの流行として、ズボンの裾が伸縮素材のゴムなどで纏まった「ジョガーパンツ」は、メンズとレディースの両方から人気が上昇している。多くのユーザーは、「ジョガーパンツ+ブランド名」などの複合検索をしており、その動向から、ブランド別の人気度や売れ筋の色までを特定することができる。

グーグルの流行予測では、新しい流行が何月何日から、どの地域で発生して、そのトレンドが、他の地域へ広がっていくスピードまでを、精密に分析できるのが特徴。さらに、検索ログから発見した流行の兆候は、YouTube に消費者がアップする関連動画の投稿件数からも検証することで、予測の精度を高めている。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です)

JNEWS会員レポートの主な項目
 ●グーグルが予測する流行ファッション
 ●アーティストのブレイクを察知するビッグサウンド分析
 ●データ収集を目的としたクイズコンテスト
 ●駐車場の空車スペースを埋めるビッグデータ分析
 ●オープンデータを活用したモバイルアプリ開発
 ●ビッグデータ分析で変革するガン治療
 ●分野に広がるIoTデバイス開発の潜在市場
 ●売れ残りチケットを収益化するビッグデータ分析

この記事の完全レポート
 ・JNEWS LETTER 2015.5.21
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