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  米国では、衣料品やアクセサリーを移動販売する「ファッショントラック」で起業する女性が増加。自分の店を持つことを目標に掲げて、トラックビジネスで資金を稼ぎ、実店舗オーナーへとステップアップすることが成功モデルになっている。 
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開業コストを抑えて走行する
ファッショントラックの起業モデル
JNEWS会員配信日 2013/7/13


 飲食店を開店するのに必要な資金は、店舗の規模によっても異なるが、平均的な面積は約40坪で、その内装工事だけでも坪あたり60万円として、2400万円もの資金がかかる。その他に広告宣伝費や、当面の運転資金などを含めて3000万円程度をみておくべきだ。

多くの開業者は、その中のおよそ1/3を自己資金で用意して、残りの2/3を銀行からの借り入れによって調達している。それを10年で返済する計画ならば、月々の返済額は約18万円。それに、家賃などの固定費を加えると、毎月40〜50万円の経費がかかる。

それでも店への集客は厳しくて、開店から10年間で9割が閉店しているという厳しい現実がある。店を長続きさせる秘訣は、できるだけローコストで店を経営していくことだが、飲食業の新スタイルとして「フードトラック」が米国で流行してることは、バックナンバーでも取り上げてきた。

ここ数年、フードトラックビジネスの進化は著しく、IT化された注文システムや、ソーシャルメディアによるマーケティングなど、移動店舗としての機動力を高めている。しかも、固定店舗の1/3以下のコストで開業することができることから、米国内のフードトラック市場は、2007〜2012年にかけて、毎年8%以上のペースで成長しており、現在は1万5千台以上のフードトラックが開業しているとみられている。

《フードトラックを支えるITソリューション》

 

こうしたスモール事業者向けのITソリューションは、iPhoneやiPad向けのアプリとして提供されるようになっており、開業コストを下げることに貢献している。個人向けのアプリとは異なり、月々の利用料を課金できることから、モバイルコマース向けのアプリ開発は今後の有望市場とみておくべきだ。

モバイルコマースの“動く拠点”としてトラックを活用したビジネスは、飲食業に限らず、小売業にも及んでおり、米国では衣料品やアクセサリーを移動販売する「ファッショントラック」にも流行の兆しがみられる。



いまでは実店舗に加えて、ネットでも衣料品が安く買える中で、なぜファッショントラックが伸びているのか?その理由を理解することは、今後の移動ビジネスを攻略する上でも重要なポイントになる。


この記事の核となる項目
 ●米国で急増するファッショントラック起業者
 ●ネット・移動・実店舗による3系統の販売モデル
 ●ファッショントラックの開業コストと採算について
 ●ファッショントラックの出店地開拓とパーティ販売
 ●ファッショントラック誘致による副業モデル
 ●ファッショントラックのサービス業への応用
 ●iPadを活用したセミセルフサービス店舗の登場
 ●iPadで構築するPOSレジシステムの可能性
 ●ソーシャルな友達人脈を販路としたホームパーティビジネス
 ●家賃なしで好立地に出店するワゴンショップのビジネスモデル


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JNEWS LETTER 2013.7.13
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■この記事に関連したバックナンバー
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 ●ネットとの連携で急成長するモービル・フードトラック市場
 ●欧州女性が挑戦するファッショニスタの道と新ブログ文化
 ●導入が進むモバイルブランチ(移動店舗)の動向と採算性
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