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  「チキン起業」や「パートタイムビジネス」は、サラリーマンを辞める前から副業をスタートさせて自分の事業を手掛ける方法。こうした起業ができるようになった背景には、オフィスや店舗を持たずに、携帯電話やパソコンだけでできるビジネスが増えていることがある。
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安全志向で増えるチキン起業と
パートタイムビジネスの接点
written in 2011/2/8

 本業の職を失ったり、サラリーが目減りしてきたことを補うため、アルバイトをしようとする人は増えているが、アルバイト情報誌「an」の統計によると、2010年11月の平均時給(全国)は 970円。5年前よりも100円近く下落している。時給は、職種や地域による差が大きくて、専門的なスキルをあまり必要としない仕事となれば、800円台というのが相場。しかも、厚生労働省の発表によると、
一昨年からはパートタイムの職でさえも、有効求人倍率が1倍を割り込んで、職を見つけることが難しくなっている。

《職種別にみたアルバイトの平均時給》

  

《有効求人倍率と完全失業率の推移》

  

年収の減少と失業率の増加は、他の先進国でも共通した傾向で、米国の失業率は2005年が4.9%であったのに対して、2010年には9.4%にまで上昇。米国では、日本よりも労働者の解雇が自由にできることから、今は定職に就いている人でも、来月はどうなるかわからないという不安に怯えながら働かなくてはならない。そこで、本業とは別に“もう一つの仕事(副業)”を持つことが流行している。

米国の賃金は週給単位で比較されることが多いが、米労働統計局によると、全体の平均は週給774ドル(約6.5万円)だが、実際には学歴等の違いにより、400ド
ル台〜1500ドル台までの格差がある。その差を補うことも副業の目的だ。

《学歴別にみた米国の平均週休と失業率(2009年)》

  

副業は、本業に支障がない範囲で行わなくてはいけないため、時間の自由が利く仕事を選ぶ必要があるが、アルバイトとして雇われる選択肢よりも、“自分のビジネスを持つ”ことのほうが人気は高く、これが「パートタイムビジネス(Part Time Business)」と呼ばれて、彼らのビジネスを支援するための市場も伸びている。

秀でた能力のある人の中では、その専門性を活かしたフリーランサーの活躍は目立つが、それ以外の人でも、身近な起業テーマを見つけることにより、二足のワラジを履くケースが増えてきた。その背景には、ネットやスマートフォンなどの情報ツールを使うことで、フルタイムで店番や接客のための待機をする必要がなく、すき間の時間を使って、自分のビジネスができるようになってきたことがある。

では、具体的にどんなパートタイムビジネスが考えられるのか?それは、難しい技術やスキルを必要とするものばかりでなく、家庭のキッチンからでも見つけることが可能だ。

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この記事の核となる項目
 ●パートタイムビジネスによるチキン起業家の登場
 ●米国で人気化する Google Voiceを活用した副業
 ●キッチンからでも始められる起業モデル
 ●紹介販売を応用したワインコンサルタント
 ●在宅開業できるオークション・アシスタント
 ●eコマース代行ショップ経営モデルの長短
 ●時間と場所の制約を受けない起業奨励への流れ
 ●日本の起業生存率について
 ●米国で注目されるパートタイム起業のテーマ例
 ●残業から副業へ変わるエリートサラリーマンの生計モデル
 ●クラウドワーカーが変えていく労働市場と社会事業の方向性
 ●趣味と実益を兼ねた「本業+副業」のマルチワークスタイル
 ●シングルタスクからマルチタスクへ変わる時間管理と働き方


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