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  ヴァーチャルで自分の農園を育てていくゲームのようにして、消費者が契約した田畑の作付けや栽培状況をオンラインで管理して収穫までを見守ることは、既に遠隔農業の技術で実現することが可能。農園ゲームも、リアルな作物を育てる時代へ入ってきている。
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バーチャル農園で本物の野菜を栽培する
農業の新スタイル
written in 2010/10/1

 オンラインゲームとして大ヒットしたものに「農園系ゲーム」がある。ソーシャルサイト上で、自分の農場を開拓して野菜や家畜を育てていくものだ。バーチャルな農作業ではあるが、自分が栽培する作物が成長していく様子を眺めていると、気持ちが癒されていくものである。

農園ゲームのブレイクは世界にみられる傾向で、mixiで人気の「サンシャイン牧場」は、2009年10月からのサービス開始から2010年6月までの時点で500万人の登録ユーザーを獲得。このゲームは、中国の Rekoo社が開発元で、「51.com」という中国最大のソーシャルサイト上で1000万人以上がプレイしていたものが、日本語版としてローカライズされたものだ。

そして、世界最大の農園ゲームは、米Zynga社が開発した「FarmVille(ファームビレ)」と言われており、FacebookやiPhoneアプリでプレイすることができて、登録ユーザー数は6200万人を超している。その他にも、類似した農園ゲームは多数登場してきており、いずれのゲームも利用は無料だが、作物の成長が早くなる肥料や、耕作面積を広げるのに役立つ各種の電子アイテムを販売することが収益源になっている。

ソーシャルゲームの中でも、どうして“農園系”の人気が高いのかには諸説あるが、作物を育てることの喜びや、農業に対する関心が高まっていることは確かなようである。東京都が昨年行った、都政モニターアンケートの結果によれば、「農業体験をしてみたい」という人の割合は、若い世代ほど高くなっている。

《農作業体験をしてみたい人の割合(東京都)》

  

世界の食糧事情からすると、これからの農業が大切であることはわかっていているし、自分の家族が食べる米や野菜は、自給自足で賄えるというのが、安全や健康の面からも理想である。しかし現実には、田畑が簡単に調達できるわけではないし、農作業は重労働であることから、一般の消費者にとって、現実の農業は“遠い存在”だ。そこで、バーチャルなゲームの中に農業体験を求めているのかもしれない。

しかし、農園ゲームのブレイクは、本物の農業ビジネスにも新事業のヒントを与えてくれている。たとえば、消費者に農場のオーナーとなってもらい、希望する作物を選んで栽培の管理をしてもらう。生育の様子をモニタリングしながら、水や肥料を与えるタイミングなどもパソコン画面で指示ができる「リモート農業(遠隔農業)」が実現すると、ゲームのように栽培した農作物が実際に自宅へ届いて食べられるようになる。そうしたサービスは、既に登場してきており、バーチャルとリアルが結びついた農業が実現する日は、意外と近いところにまで来ている。(注目の新規事業一覧へ




この記事の核となる項目
 ●リアル版農園ゲームを実現した農業ビジネス
 ●オンライン+リアル家庭菜園の仕組み
 ●家庭菜園から生まれるリモート農業のオープンソース技術
 ●ITが実現させるリモート農業の動向
 ●自家製野菜を収穫する家庭菜園の影響力
 ●オープンソース化する農業技術と家庭菜園
 ●アマチュア農家の流入で起こる農業技術の革新
 ●販売農家から会員制体験農園へと転換するビジネスモデル
 ●農園レンタル事業の組み立て方
 ●市民参加型、体験農園のビジネスモデル
 ●未来生活で浮上する医・職・教のキーワードと田舎暮し市場


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