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  50歳以上の経済的にも時間的にも少し余裕ができた層の消費が拡大しているが、彼らに向けたビジネスは「大人を上手に遊ばせるビジネス」の発想が重要になる。彼らの平均小遣い額は月4万2千円と、すべての世代の中で最も高く、自分がこだわれる深い趣味を探している。
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上手に遊ばせることが急所になる
大人ビジネスの仕掛け方
written in 2007/2/6

 最近の書店でよくみかけるのが“大人向け”の雑誌である。出版業界における「大人」の定義は昔とは大きく異なっていて、近頃では50歳以上をターゲットとしていることが多い。“ちょいワル”という流行語を生み出したLEONを筆頭として近頃では、50歳以上向け大人雑誌の創刊が相次いでいる。出版不況と言われる中で、どうしてそんなに動きが慌ただしいかといえば、この層に向けた企業の広告掲載依頼が急増しているためである。

雑誌の収益構造は、購読料(雑誌の売上高)と誌面に掲載する広告収入がおよそ半々の割合になっているが、企業から広告掲載の依頼が多いほど広告枠を増やす関係でページ数は厚くなる。もちろん広告ばかりを掲載するわけにはいかないのでページ数に合わせて記事の本数も増えるために、結果として一冊のボリュームと質の両方が充実するわけだ。その逆に、広告の掲載依頼が減ると雑誌は瞬く間に薄くなり、廃刊へと追いやられてしまう。インターネット関連の雑誌などはその典型例といえるだろう。

その点からして「50歳以上の大人」は、いま最も広告を取りやすい対象であることは間違いない。50代〜60代は体力的にもまだまだ元気で自由な時間を持ち、経済的にも余裕があることから、少子化で子供マーケットが縮小している現代においては、企業が最も優良顧客として獲得したい層である。これをシニアビジネスとイメージすると地味なものになってしまうが、「大人ビジネス」としてみれば、旅行、グルメ、ファッションなどの分野で様々な商機が生まれてくる。そこを踏まえた大人ビジネスの方向性について考えてみたい。
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この記事の核となる項目
 ●量よりも質を狙う大人ビジネスの行方
 ●年齢別の貯蓄高からみた大人ビジネスのターゲット層
 ●大人向けネットビジネスの特性とビジネスモデル
 ●シニア専門マーケティング会社の事業モデル
 ●最大の退職者団体AARPに学ぶ団体運営ビジネスの急所
 ●若年の起業とは異なるシニア起業の事業モデルと収益プラン
 ●現代人が模索する新たなライフスタイル価値観から派生する新市場


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