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ローン商品の仲介をする専門家
ローンブローカーの実像
written in 2006/9/1

 保険業界では敏腕セールスマンとして何年か実績を積めば独立開業する道が開かれている。保険会社の社員としてではなく、独立して保険代理店の事務所を開業していたり、自動車ディーラーが損害保険の代理店になっているケースを見かけることは多い。保険会社は自社の社員としてセールス活動をさせるよりも、外部の代理店を上手に利用して業績を伸ばしている。

最近では外資系の保険会社が日本へ上陸して医療保険やガン保険の販売を積極的に行っているが、そのセールス活動をしているのは、これまで保険の仕事をしたことのない他業界からの転職者であることも多い。彼らは高い歩合報酬に惹かれて保険業界に入ってきた者たちだ。どうしてそんな営業手法が成り立つかといえば、“掛け捨て型”の医療保険やガン保険というのは、貯蓄型保険のように将来の保険金支払いを約束するものではないので利益率が高いという特徴がある。その分だけ営業代理店に対して魅力的なインセンティブを支払うことができるためである。

このやり方を踏襲した新たなビジネスモデルとして注目されているのが「銀行代理店制度」である。これまでの銀行業務(融資の手続き業務など)は、銀行本体か銀行の子会社でなくては行うことができなかった。しかし今年の春からは、一般の事業者でも“銀行代理店”としての業務ができるようになっている。それが意味することは非常に深くて、「ローンブローカー」など新たな職業が登場してくることも見込まれている。日本ではまだ輪郭がはっきりと見えない銀行代理店制度ではあるが、米国では様々な金融ブローカーのスペシャリスト職が成り立っている。その仕組みをわかりやすく紐解いてみよう。
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この記事の核となる項目
 ●保険業界から学ぶ代理店ビジネスの収益構造
 ●生命保険代理店の手数料体系
 ●自動車ディーラーを巻き込んだオートローンの獲得競争
 ●米国におけるローンブローカーの実態
 ●米自動車業界におけるローンブローカーの役割
 ●米国の住宅事情とモーゲージブローカーの活躍
 ●住宅ローン仲介斡旋サービスの流れ
 ●日本におけるローンブローカーの可能性
 ●貧乏人ほど高い買い物をすることになる金利マジックの話
 ●売り手の都合で決まる住宅価格のカラクリと水面下で眠る過剰在庫


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JNEWS LETTER 2006.9.1
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