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遺影写真の修正加工サービスにみる
新たな写真ビジネスの視点
written in 2005/8/28

 いまでは携帯電話にカメラが標準装備されるようになり、写真はいつでも手軽に撮ることができるようになった。その一方で、いかにも素人が撮影したことがわかる“普通の写真”に飽きてしまったユーザーの間では一眼レフタイプの高級デジタルカメラへの人気が高まっている。価格が10万円前後の初級〜中級者向けモデルが売れ筋だが、このクラスの一眼レフでもプロ並みの写真を撮ることができるのが魅力だ。これまでのフィルム式一眼カメラで腕を磨こうとすれば、フィルム代と現像代とで多額の出費を覚悟しなくてはいけなかったが、デジタルならば何度でも取り直しができるために、アマチュア写真家の技量は飛躍的に向上している。

そこで存亡の危機に立たされているのが「写真」を生業としてきたプロの業者達である。新聞社や出版社では記者がデジタルカメラを持参して取材するようになってからはプロのカメラマンが活躍できる現場が減少しているし、七五三や成人式などの記念写真を得意としてきた“街の写真館”でも仕事が激減している。デジタルカメラの普及は写真業界におけるプロとアマチュアの垣根を崩し始めている。

しかし写真に対する需要や市場規模が減退しているわけではない。2002/7/20号で紹介したように、オンラインショップがサイト掲載用の商品写真を撮影するという新たな市場が生まれたことにより、その分野を専門とするカメラマンに対するニーズは高まっている。この例に限らず、プロとして写真業界の中で生き抜いていくには、付加価値の高い専門分野に特化していく視点が大切になる。

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この記事の核となる項目
 ●中小の写真スタジオの経営事情と新たな活路
 ●遺影写真に専門特化した写真サービスの視点
 ●遠隔から遺影写真を編集加工するサービスの仕組み
 ●写真撮影代行サービスを情報ビジネスへと昇華させる視点
 ●オンラインショップ向け商品写真撮影が生み出す新市場
 ●少子化の影響を受けて変わる卒業アルバムの業界と製作方法


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