注目の新規事業テーマ
  
Top > 注目の新規事業テーマ
   
JNEWS LETTER
2週間無料体験購読
配信先メールアドレス

Counter

RDF

Google

 
WWWを検索
JNEWSを検索
テレビ業界の構造までを変える
HDDレコーダー普及の影響力
written in 2005/8/2

 テレビ番組をハードディスクに録画できるハードディスクレコーダー(HDDレコーダー)の普及率が10%を越えてきている。「普及率10%」というのは新製品市場においては重要な基準点(10%ライン)と言われていて、そこを越えた時点から爆発的な広がりをしていくのが製品ライフサイクルのセオリーである。これは、かつての自動車やパソコン、携帯電話などの普及過程でもみられた傾向だ。

HDDレコーダーの録画時間は、一週間分の番組をまとめて収録できるほど向上していることから、番組中のCMをすべてスキップする「CM飛ばし」など、テレビの新しい視聴方法がテレビ局の収益に大きな影響を与えはじめている。しかしHDDレコーダーがもたらす変化はそれだけに留まらない。

オフィスにはパソコン、外出中には携帯電話が普及したことで仕事や生活の環境が激変したのと同様に、家庭のリビング(居間)にHDDレコーダーが普及することによって家庭内の情報環境に大きな変革の波が訪れようとしている。テレビとインターネットとの融合が本格的に始れば、HDDレコーダーが家庭内サーバーとしての役割を果たして、新たな家庭向け情報サービスが展開できる商機が生まれる。

日本の各家電メーカーはHDDレコーダーをハードウエアとして売ることばかりに終始しているが、それではすぐに価格競争に陥ってしまうことと、販売後の継続的な収益が見込めないことから、あまり魅力的なビジネスには発展しない。一方、米国では日本よりも早い時期からHDDレコーダーが販売されているが、その戦略としてはハードとソフトとをあわせたビジネスが展開されている。
注目の新規事業一覧へ

この記事の核となる項目
 ●ハードよりもソフトに重きをおく米国のHDDレコーダー
 ●電子番組表が核となる次世代のTVビジネス
 ●テレビ番組表を専門とする業界の構造
 ●HDDレコーダーに搭載される電子番組表のビジネスモデル
 ●Gコードのビジネスモデルについて
 ●進化する電子番組表の機能と活用方法
 ●ネットの連携と機能拡張が鍵となる次世代TVビジネスの急所
 ●テレビ本体に機能を追加する周辺ビジネス
 ●眠ったビデオ資産を収益化するビデオ・オン・デマンドの急所


この記事の完全情報はこちらへ
JNEWS LETTER 2005.8.2
※アクセスには正式登録後のID、PASSWORDが必要です。