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小資本・無在庫で起業できる
人気コーディネータ資格の裏側
written in 2005/6/19

 会社の設立に必要な最低資本金(有限:300万、株式:1000万)を準備しなくても起業ができる特例を認めた中小企業挑戦支援法が施行されて2年余りが経つが、この制度を活用して設立された特例企業は3万社を越えている。その中でも資本金がわずか1円で起業した“1円会社”は1100社程度ある。1円会社は今のところイレギュラーな存在であるが、近い将来には正式に商法が改正されて、誰でも簡単に会社を起せるようになる見通しだ。政府は会社設立のハードルを低くすることによって開業率を高めようとしている。

しかし現実には、国内で1年間に約40万社が新たに設立される一方で、50万社が廃業をしている。たくさんの設備資金がかかる業種では、中小の業者が新たな設備拡充をしてライバル社との競争を続けていくことが難しく、無闇に借金を重ねるよりはと、廃業を決意するケースは毎年増加している。

たとえ最低資本金の特例を受けて会社を設立できたとしても、開業にあたっての必要資金が足りなければ事業を軌道に乗せることは難しい。その意味では、1円会社としてスタートするのであれば、できるだけ資金のかからない事業へ選択肢は絞られてくる。初期の段階では、店舗や設備、仕入れ在庫を伴わない事業がターゲットとなるだろう。

SOHOとして無在庫で起業するテーマとして、自分の知識や経験を生かしたコンサルタント職が人気だが、その実態は決して楽なものではない。ただ漠然と“知識”や“ノウハウ”といっても、他人よりも特別に秀でたものでなければ、それを商品として売っていくことは難しい。現実には知識の販売よりも、売り手と買い手とを結びつけるブローカー的な仕事による仲介手数料を収益の基盤としているコンサルタントも少なくない。

そこで今回は「コーディネーター職」について着目してみたい。コーディネーター(coordinator)には“世話役”とか“調整役”という意味があり、専門分野における商品やサービスの選択や人の紹介などを行なう仕事だ。近頃では様々なコーディネーター資格も登場しているが、それら資格の内幕や、有望なコーディネーター職にはどんな分野があるのかを掘り下げてみたい。
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この記事の核となる項目
 ●資格化されるコーディネーター職の裏側
 ●インテリアコーディネーターの収益構造
 ●資格の価値が危ぶまれるITコーディネータの存在
 ●未開拓市場の中で登場する新コーディネータ職の役割と商機
 ●最先端の医療分野に広がるコーディネーターの役割
 ●医療業界の裏側にいる民間の臓器移植コーディネーター
 ●家族間のトラブルを仲裁するコーディネーター職
 ●インパナトーレに学ぶ新たなコーディネーター職の役割
 ●中古製品の輸出ルート開拓をコーディネートするスペシャリスト


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JNEWS LETTER 2005.6.19
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