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心を科学的に解明して業績を向上させる
ビジネス心理学の世界 |
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written in 2005/4/14
人との円滑なコミュニケーションはビジネスの現場に欠かせない。人間関係を良好に築ける人ほど、商談を上手く進められることは言うまでもないだろう。“人付き合い”は通信環境の進化に関わらず、いつの時代でも重要なキーワードだが、現代ではそこを苦手とする人達が増えている。
人間関係を科学的に解明する心理マネジメントの必要性については 2004/10/2号でも言及したが、これからは「心理学」がビジネスの現場でも重視されるようになってくる。近年では心理学に関心を持ち、カウンセラーへの道を志す人も増えてきているが、企業側では、心理学をネガティブな悩みに対する解決策としてではなく、顧客や仕事仲間との関係を前向きで良好に築くための心理学活用を求めていることが多い。そこには、従業員の疲れた心を癒すことを目的としたメンタルヘルス分野とは異なる「メンタルトレーニング」という市場が存在している。
心理マネジメントにおける近年の特徴は、その人の性格や心の状態をあくまで科学的に分析してそのシグナルに応じたコミュニケーション術を習得することである。「占い」による性格診断も心理マネジメントの一種と言えるが、科学的な見地からも裏付けのある占いならば、企業の採用面接でも導入が進んでいる。
人間の心を科学的に正しく解明することを完璧にはできないにしても、「相手の心の中をわかりたい」という願望は様々な分野へと広がっていることから、そこに関連した市場はこれから成長していきそうだ。ビジネスに活用するための心理分析の具体的な研究の歴史はまだ浅いが、“顧客の心”を専門に研究してみることでも、専門家としての道を切り開ける可能性はあるだろう。
《細分化されるビジネス心理学の範囲》
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JNEWS LETTER 2005.4.14
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