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  住宅を購入(建築)する際にはネットで情報収集する消費者が増えてきたことに伴い、住宅業界の販売ルートが大きく変化している。住宅建設の専門家である「建築士」のサイトへアクセスするユーザーが増えているが、欧米ではさらに進んだオンラインサービスが展開されている。
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顧客獲得ルートがリアルからネットへと変わる
住宅業界の革命
written in 2004/10/18

 生涯で一番高い買い物は「マイホーム」とよく言われるが、いざ憧れのマイホームを建てようとした時に、自分ならどんな方法を選ぶのか考えてみてほしい。一般的な方法ならば、住宅販売会社の広告物を参考にしたり、住宅展示場を見学して営業マンの説明を聞きながら、信頼できる業者を選ぶということが多かっただろう。

ところが欠陥住宅の問題がクローズアップされていることもあり、まずはできるだけ住宅についての専門的な知識を勉強してから、具体的な業者選びや間取りを考えていこうという賢い消費者が増えている。そこで最初の行動となるのが、ネット検索による情報収集である。新築や建て替えを検討しているユーザーは、住宅購入の体験談を掲載した個人サイトやハウスメーカーのカタログページを熟読することで少しずつ知識を高めていく。特に注文住宅を建てる際には、建築の様式による長所や短所、坪単価の違い、間取りプランなど、ネットからの情報収集だけでも、かなりの予備知識が身に付けられる。

注文住宅の平均的な建築費用は約 2,700万円(土地代は除く)で、建て主の平均年齢は39〜41歳となっている。これはちょうどインターネットの主力ユーザーと合致する層だが、今後は団塊ジュニアと呼ばれる1971〜1974生まれが住宅購入世代へと入ってくるため、住宅業界としては顧客獲得の主要経路をリアルからネットへとシフトさせていくべき時期に差し掛かっている。
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この記事の核となる項目
 ●夢を売るイメージ販売から転換する住宅業界
 ●業界内の垣根を越えた顧客争奪戦がはじまる住宅販売の手法
 ●ネットから集客する建築設計士の悩みを解決するオンライン設計
 ●ネットから顧客を獲得する建築士の課題について
 ●オンラインカタログ化した住宅設計図を販売するビジネス(海外事例)
 ●施主・建築士・施工業者のコラボ機能で押し下げる住宅価格相場
 ●住宅の新しい設計〜オンラインで建築家と対話する設計サービス
 ●住宅建築の監理〜オンライン施工監理ソリューション
 ●買い手主導のビジネスモデルへと転換する不動産業界の動向
 ●中古住宅評価制度が創出する住宅検査ビジネスへの期待


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