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眠れる天才児を発掘・育成する
教育ビジネスと潜在市場
written in 2004/9/5

 アテネオリンピックで目覚ましい成果を挙げた日本選手の裏方にあったのは、最先端の科学的トレーニングと英才教育である。オリンピック経験者の親が才能の芽がある我が子を幼児期から熱心にトレーニングして、親子二人三脚でメダルを掴んだというケースは少なくない。

スポーツに限らず「我が子の才能の芽を開花させたい」と願う親は多いはずだ。自分の子供に“眠っている才能”があるとすれば、それをなるべく早い段階で見つけ出し、上手に芽を伸ばしてやりたいと考えるのが親心である。こうした親のニーズに応えようとするのが、いわゆる「天才児教育」と呼ばれる領域だが、日本では、この分野が手薄なままで、体系だった教育ノウハウがまだ確立されていない。

一方、小学生でも優秀ならば大学に進学できることで知られている米国に目を転じてみると、他の子供より抜きん出た才能、能力を発揮する子供に対して早い時期から専門的な教育機会が与えられている。それは、“天才児”──英語では“gifted(贈られた)”あるいは“talented(才能ある)”と呼ばれる──”教育(gifted educationと)呼ばれる分野で、学制に関係なく進学できる「飛び級制度」や、専門のスクールなどが多数存在している。

またインターネット上では、保護者向けに、我が子に天才児としての教育を受けさせるべきかどうかの判定プログラムや、どこでどんな教育を受けるのが最適なのか、天才児を持った親はどうあるべきか、学校でのカリキュラムはどうすればいいか、などのガイダンス情報が膨大に投稿されている。一口に天才児教育といっても、子供の才能を判定することから始まって、教育カリキュラムの作成、学校卒業後のキャリアプランに至るまでさまざまなプロセスがあるが、それぞれに発展途上の魅力的な市場が形成されている。
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この記事の核となる項目
 ●天才児教育の動向…どんな教育ビジネスが成立するのか
 ●天才児であることの診断をするテスト&評価ビジネス
 ●大学が狙う天才児に対する教育プログラム
 ●天才児教育をおこなう親に対するサポート市場
 ●教育市場の変化と英才教育関連ビジネスの急所
 ●意外と知られていない不登校児教育と英才教育の関連性
 ●米国の教育改革に学ぶ、教育現場の民営化で生まれる商機
 ●ゆとり教育時代に求められる、才能開発型教育ビジネス市場


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