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職人技を商品とする 「ワークショップ」の発想と収益モデル |
written in 2004/8/22
「ワークショップ」という言葉を巷でよく耳にするようになった。多くは体験型セミナーやイベントのことを指しているが、本来の語源は「職人工房」や「創作工房」からきている。講師の話を聴くだけのセミナーから、参加者自身が講師から直接的な指導を受けられる体験型セミナーへと流行は移っている。
人気のワークショップといえば、陶芸やシルバーアクセサリーなど物作り体験ができる講座への参加希望者が多い。そこで人気が浮上しているのが、講師役となる“職人”の存在である。これまでの職人は、作業場にこもって物作りに没頭している地味な印象が強かったが、カルチャーサービスや趣味市場の拡大によって“先生”として脚光を浴びるカリスマ職人も増えてきている。
また職人自らが工房のホームページを立ち上げることにより、製作した商品を直販することも、現代では難しくない。人気の職人工房では、オンラインからの受注だけで数年先までの予約分が目一杯に埋まっているケースもある。このような時代の変化が、職人達の収益構造にも大きな変革を与えつつある。
(注目の新規事業一覧へ)

●オンラインショップでなくワークショップとなる発想
●オンライン受注で顧客を開拓するワークショプ(職人工房)
●ギター工房にけるオンライン受注〜製作の流れ
●職人工房(ワークショップ)の採算性と新たな収益モデルの台頭
●技術を売ることにフォーカスしたワークショップ
●“イスの張りかえ職人”が拓く日本型オーダーメイドビジネス
●寿司職人養成スクールにみる新しい独立開業支援サービスの形

JNEWS LETTER 2004.8.22
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