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ネットが脅かす国家資格者の独占業務と 柔軟な生き残り策 |
written in 2004/6/1
小売業でいうところの“売れ筋商品”には流行廃りがあるように、職業にも時代の変遷によって寿命というものがある。新しいシステムやサービスが登場することによって消費者の生活が便利になる一方で、消滅していった職業も数え切れない。
これから転職や独立起業を志す人にとっては、なるべくなら寿命の長い職業を選びたいと考えるのは当然だが、そのためには“時代を読む目”というものが必要になってくる。これは資格取得の勉強をしている人にも言えることで、いまは有望な資格だとしても、それが生涯にわたって安定した収入を約束してくれるとは限らない。
資格の王道といえば、これまでは「国家資格」だったわけだが、時代の流れは規制緩和の方向へと向かっていて、国家資格の合格者のみが独占的に行える業務というのは少なくなっていくことが予測されている。もちろん国家資格の取得者はその分野のスペシャリストであることは間違いないため、プロとして活躍していくことはできる。ただし“独占業務”という権利にあぐらをかいていただけの士業スペシャリストは、生き残っていくことが難しいだろう。典型的な事例として「行政書士」の業界では、国が推進する電子政府プロジェクトの影響によって従来の収益構造が大きく変化してきている。
(注目の新規事業一覧へ)
●行政書士の主力業務を脅かす電子申請システム
●スペシャリストが報酬単価を高める仕組みとネット商圏
●インターネット型行政書士の活動にみる強みと集客術
●地元商圏とネット商圏とを同時に獲得する企業サイトの戦略
●会計事務所の経営事情と顧客獲得術に学ぶ士業ビジネス
JNEWS LETTER 2004.6.1
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