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教室レッスンから出張・派遣型へと変わる
英会話ビジネス
written in 2003.7.5

 日本国内における英語関連市場はおよそ3兆円規模といわれる。幼児から主婦やビジネスマン、そして現役を引退した高齢者に至るまで、英語でコミュニケーションしたいというニーズは高く、これらの層をターゲットにした各種の英語教育サービスがビジネスとして成り立っている。その中でも中核的なサービスとして位置づけられる“英会話スクール”に通学している人達は全国で約60万人いるが、彼らすべてが現状のサービス内容に満足しているわけではない。

英語を学ぼうとする目的は「仕事のため」「外国人の友達を作りたい」「将来海外に住むため」など多岐にわたる。それぞれの目的に適した学習方法を見つけることが上達の近道になるが、画一化された英会話スクールのカリキュラムでは、個々の目的に柔軟に対応した指導をすることがなかなか難しい。

そこで最近では“スクールに通う”のではなく、家庭教師型でアメリカ人のネイティブ講師から個別レッスンを受ける人達も増えている。講師が自宅まで出張してきてくれる形式の個別レッスンは、「英語の学習」という堅苦しい雰囲気とは異なり、ネイティブ講師との自然なコミュニケーションの中で楽しみながら英語を学びやすく、生きたを会話術を身につけられるメリットがある。これからの英会話ビジネスの方向性としては、出張や派遣型によるプライベートレッスン方式への人気が高まっていきそうだ。今回はその動向を探ってみたい。


この記事の核となる項目
 ●外国人宅で学ぶ英会話スクールの仕組み
 ●1万円の資金で開業、口コミで生徒数が増加
 ●講師宅英会話レッスンの仕組みと利点
 ●講師宅英会話レッスンの料金体系と採算性
 ●国内で留学体験ができるOne-day留学
 ●教室レッスンから派遣型へと変わる英会話業界
 ●需要が拡大する企業、小中学校に対する外国人講師派遣
 ●オンライン化によって起こる英会話レッスン価格崩壊の前兆


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JNEWS LETTER 2003.7.5
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