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寿司職人養成スクールにみる 新しい独立開業支援サービスの形
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written in 2003.6.1
新しく商売をはじめるにあたって、その技術やノウハウを指導してくれる教育サービスというのは少ない。高校を卒業したばかりの若者であれば、その分野の優れた師匠の元に弟子入りをして修行をすることもできるが、30歳を過ぎた頃になれば“修行”を受け入れてくれる会社というのも少なくなる。そこで多くの独立希望者が関心を示すのがフランチャイズチェーン(FC)への加盟である。数百万円のFC加盟料を支払ってでも、そのビジネスの技術・ノウハウを習得しようとする。
しかし実際にFC加盟したところで満足のいく商売が展開できるとは限らない。FC化されたビジネスでは仕事の内容や方法が画一化されているため、そこに自分流のアレンジを加えて“個性”を打ち出すことが難しくなってしまうためだ。「商売の技術を学ぶ」という目的では、FCへの加盟は多額の費用がかかる割に、あまり適していないというのが実感。本当の商売ノウハウについては「学びたいのに教えてくれる場所がない」というのが国内の開業率を停滞させている一因といえるだろう。潜在的には、新規開業者向けの“学校”があれば、そこに通いたいと考えている人達は多い。
そんな独立希望者のニーズを捉えてプロの寿司職人を養成するためのスクールを開設しているのが、東京巣鴨にある「東京すしアカデミー」である。従来であれば寿司屋に修業に入らなければ習得できなかった寿司職人の技術を、短期間の実習指導によって身につけることができる学校として、飲食店開業希望者から高い人気を集めている。

●プロの寿司職人を養成する学校
●東京すしアカデミー立ち上げの経緯
●回転寿司、宅配寿司FC加盟による開業との比較
●転職、独立開業者、現役プロに向けた職業教育市場への着目

JNEWS LETTER 2003.6.1
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