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変化する家族形態によって見える新市場 高齢者と孫の関係
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written in 2003.2.12
ITで家族コミュニケーションといっても、お年寄りにとっては「操作が難しい」という理由から敬遠する向きもあった。しかしメーカー側の戦略によって、高齢者でも簡単に使えるようにと、機能を絞り込んだ操作ボタンや表示フォントを大きくした年配者向けの携帯電話も登場しはじめている。
ビジネス的な視点で「家族」に関連した新サービスを企画する場合には、「母と子供と祖父母」の関係に着目してみるのが良い。この親子関係の絆は特に強固なものがあり、この三世代が連れ立って買い物をしたり、旅行に出かけたり、という行動が目立つようになってきた。祖父母と孫とのコミュニケーションが深まることにより、祖父母の財布のひもが揺るむ傾向は顕著だ。
大垣共立銀行の系列シンクタンク「共立総合研究所」がおこなった「東海三県・孫への支出実態調査」によれば、祖父母が“孫”のために一年間に費やす金額は、「一緒に暮らしている孫(内孫)」に対して10.3万円、「離れて暮らしている孫(外孫)」に対して22.0万円の総計32.3万円となっている。外孫とは普段は身近に接することができないだけに、プレゼントを贈ったり、会えるときには食事に出かけたり、一緒に旅行に出かけようとする状況が伺える。

●ゆとりある高齢者の財布の中身
・年齢層別にみた1世帯あたりの貯蓄額と借入額
・高齢者世帯の所得の内訳
・世代別にみる各世帯の毎月の支出の傾向
●高齢者に通信機器を持たせることが課題のIT業界
●高齢者向けビジネスの誤解と成功するための着目点

JNEWS LETTER 2003.2.12
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