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多様化するアウトソーシングビジネスの 新しい動向と狙い目
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written in 2002.10.28
不景気の中でも安定した利益を確保して成長し続ける企業には、いくつかの共通した特徴があるが、その一つが「無駄な人材」と「無駄な設備」を自社で抱えずに業務が遂行できる仕組みを作り上げている点だ。“業務をアウトソーシング化”して、毎月かかる固定の経費を“変動費”へと移行することで、景気や売上げの変動リスクに強い体質の会社にすることができる。
アウトソーシングという考え方は、「社外資源の活用」ということで1980年代に米国において打ち出されたものだ。米国ではアウトソーシングの導入により、当時落ち込んでいた企業業績を回復させる一因となったということで、90年代以降の日本でも大手企業を中心に導入されはじめた比較的新しい概念である。
ただ日本では既に「下請け」という形態で、一種の社外資源活用が図られていた。下請けは親子関係のような上意下達で固定化したピラミッド型構造である。これに対しアウトソ−シングは、企業が互いを外部資源として活用できる柔軟なネットワーク型構造であるという点で、これからの経営環境に最適と考えられている。
《下請けとアウトソーシングの違い》
たとえ起業から間もないスモール企業であっても、専門性が高ければ、複数の大企業からアウトソ−シング型で業務を請けることは可能である。従来からある固まったサービス内容でなく、柔軟な発想で新しい視点のアウトソーシング業務を生み出すことができれば、それは起業テーマとしても通用する。

●国内アウトソーシング市場の現況
●外部委託するための検討項目と費用対効果
●週休2日制によって外部委託業務が増加する傾向
●インターネット関連アウトソーシング事業の仕掛け方
●米国でのITを活用したアウトソーシング事例
●事例:アナログ文書をデジタル化をアウトソーシング
●事例:就職採用者の身元調査をアウトソーシング
●事例:経営者を派遣するサービス
●企業向けアウトソーシング事業としての便利屋的代行サービス

JNEWS LETTER 2002.10.28
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