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原稿のライセンス販売を目的としたライターコミュニティの仕組み

 米国の人気ホラー作家、スティーブン・キング氏は2000年7月に自作品の「直販」を自らのサイトで開始した。読者はサイトから作品をダウンロードして代金を支払うしくみだった。当初は、15万人がダウンロード、その75%が価格1ドルの代金を支払ったという。しかし先月には、読者は5万人、支払い率も46%にまで減少、採算が取れなくなった様子で、最後の配信を無料として直販を中止することになった。

スティーブン・キング氏のサイト

 自分の著作物を直販して利益を最大限に得ることは、ライターなら誰しも夢見ることであろう。産直品の販売がオンラインで効果を上げたように、キング氏の試みはオンラインでの作品のダイレクト販売に大きな可能性があるのではと期待をかけることになったが、“超”がつくほどの売れっ子作家の今回の失敗は、ライターを始め、出版分野への参入を図ろうとしているベンチャー達にも失望を与えることになったかもしれない。

 では、執筆作品は従来どおりのアナログ出版形態でしか販売普及することはできないのだろうか。この問題を解決するための手段として、キング氏とは異なる発想で、ライターが執筆した作品をユーザーに客観的に評価してもらい、商品コンテンツとしての価値を高め販売へ結びつけようとしている、“WrittenByMe”というコミュニティサイトがオーストラリアにある。

WrittenByMe(リトゥンバイミー・オーストラリア・1999年)

●執筆作品の評価・流通支援サイトの仕組み
●テキスト原稿の二次的流通を目的としたビジネス
 ・ライターコミュニティのビジネスモデル
●ライター収入からはじき出すメールマガジンの原稿料





これは正式会員向けJNEWS LETTER 2000年12月5日号に掲載された記事のサンプルです。JNEWS LETTER記事を電子メールにて継続受信したい場合には正式購読(有料)手続きをおこなってください。その後、発行されるID、PASSWORDを利用することで過去のバックナンバー1400タイトル以上もすべてWeb上より閲覧可能となります。

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