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市場環境変化により求められるネットビジネスの黒字体質化

 商売道からすれば当たり前の常識でも、それがインターネット業界では忘れられていることは多い。停滞した経済復興のための救世主として急成長してきたインターネット業界では、「儲ける=黒字化」という商売の大前提を忘れ、誰よりも早くシェア1位の座を獲得するための「陣取り競争」に終始してきたツケが急速に現れている。

 株式市場の低迷により、ベンチャーキャピタル達の「利益を生み出さないネット企業=赤字企業」に対する資金提供の条件は厳しさを増している。株式公開を果たした有名ネット企業でさえも、株式市場からの新たな資金調達が困難になっために、業務縮小によるレイオフや、一部事業の売却をするなどして経営体質の改善をおこなおうとする動きが慌ただしい。

 赤字体質のまま拡大路線を突き進もうとするネット企業ほど脆い(もろい)ものはない。土地や建物といった有形資産を持たない赤字企業に対して、手をさしのべる銀行は皆無であるため、資金調達源が途絶えて一度資金繰りが悪化すれば、従業員の給料を支払うことさえできなくなり倒れてしまうわけだ。

 この傾向は決して“対岸の火事”ではない。日本国内ネット企業の多くも、赤字体質を抱え込みながら株式公開に向けて走り続けているだけに、経営体質の改善は急務だ。

 そこで商売の原点に戻り、自分達のビジネスモデルを黒字体質化させる努力をする必要がある。これから新しくネットビジネスにチャレンジする人達にとっても、黒字体質の事業計画を立てることが絶対条件となるわけだが、具体的にどんな項目に着目すればよいのかを整理してみよう。

●利用者からお金をもらうビジネスモデルの必要性
●固定費と設備投資負担の考え方
●事業の利益率に対する考え方
 ・利益率を重視したネットビジネス戦略の考え方

●客単価に対する考え方
●顧客コストに対する考え方
 ・すべての商売に共通する新規顧客獲得コストの考え方と戦略





これは正式会員向けJNEWS LETTER 2000年10月21日号に掲載された記事のサンプルです。JNEWS LETTER記事を電子メールにて継続受信したい場合には正式購読(有料)手続きをおこなってください。その後、発行されるID、PASSWORDを利用することで過去のバックナンバー1400タイトル以上もすべてWeb上より閲覧可能となります。

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