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酒販業界の規制緩和と差別化戦略に着目した焼酎取引市場

 既存の業界で当たり前になっている競争ルールが崩壊するとき、それによって多数の業者が淘汰される反面、新しい仕組みを生み出そうとするベンチャー企業には、またとないチャンスが到来する。3年後の2003年9月に酒販店免許が大幅に緩和される予定の酒業界は、まさにそんな状況下にある。

 従来、酒類の販売業を営む場合には、酒税法に基づいて税務署長の免許(一般酒類小売業免許)を受けなければならなかった。同免許は、申請された小売店舗が既存の酒類小売店舗との間で一定の距離を保っていて、かつ、地域毎の人口に基づき算定された年内免許発行枠の範囲内で付与されるという規則。しかし、新しい免許枠数は「対象人口の増加傾向」に応じて発行されるために、人口が増加していない地域に関しては、全く免許が新規発行されないケースもある。

 この酒類免許制度が2003年には「免許制」から「届け出制」へと規制緩和される予定。未成年の飲酒防止対策もあるため、各方面からの反対意見もあり、審議は進行中だが「緩和」の方向性にあることは間違いない。

 規制緩和が成立すれば、コンビニやスーパーからの酒販分野への新規参入は必至、また、インターネット上でも簡単にオンライン販売が可能になるために、多くの既存酒販業者は存亡の危機にさらされることは明らかだ。

 全国の酒販小売業者達が生き残るためには「他店との差別化戦略」を展開することが急務である。一般的な酒屋が扱う商材としては、「ビール」「清酒」「ウイスキー」などが定番。しかし“どこでも買える商品”については大規模ディスカウンターの出現により、派手な価格競争に巻き込まれて、地域の小規模店では太刀打ちできない状況にまで追い込まれている。

●酒販業界に求められる差別化戦略の内容
●差別化対策としての本格焼酎の魅力
●本格焼酎の仕入ルート開拓と取引市場
 ・焼酎専門の業者向けマーケットプレイス「焼酎どっとこむ」

●ビジネスモデルとしての考察
●米国型マーケットプレイスと日本型取引市場との違い
●酒類販売免許の仕組みとその裏にある価格維持政策





これは正式会員向けJNEWS LETTER 2000年10月18日号に掲載された記事のサンプルです。JNEWS LETTER記事を電子メールにて継続受信したい場合には正式購読(有料)手続きをおこなってください。その後、発行されるID、PASSWORDを利用することで過去のバックナンバー1400タイトル以上もすべてWeb上より閲覧可能となります。

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