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固定客の発掘と育成に貢献するスポーツコミュニティの仕掛け方
スポーツ用品業界を取り巻く現状は、サッカーやアウトドア、マリン用品を中心に全体に需要は衰えていないものの、リサイクルショップの台頭やスポーツクラブ・施設利用料金の値下げ等に見られるような低価格化傾向にあるといえる。スポーツ用品店業界が抱える課題は、流通経路改革による低価格化や情報化推進など他小売店業界と同様といってもよい。
ただしスポーツ用品業界が一般的な小売業と異なるのは固定客層が明確に絞りやすい点である。優良顧客を発掘するルートを一度確立すれば、その後の固定客率は高いのが特徴。この場合の「優良顧客」とはスポーツ愛好者達の集団を指す。
繁盛しているスポーツ用品店の多くは学校や企業、団体の「チーム」を顧客として取り込んでいる。各々のチーム内では様々なグッズの購入需要が生まれ、新規メンバーも随時加入してくる。そのため、スポーツチームとの密接な関わりを維持することが安定的な売上へと繋がることになる。
野球やサッカー、バレーボールといったチームで楽しむスポーツは、メンバー間の連絡やミーティング、大会開催情報の把握といった煩雑な“情報処理”作業が発生する。これらは、幹事やマネージャ達を日々悩ませることになるわけだが、この点に着目して、アマチュアのチーム運営に関わる負担を軽減することを目的にした、コミュニティ運営をビジネスにしているのが1999年に設立された“myteam.com”という米国サイトである。
■myteam.com
●スポーツコミュニティ“myteam.com”のコンセプトと仕組み
●スポーツコミュニティとコマースの融合について
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