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将来の業界地図を予測するためのシェア率分析手法


 ネットビジネスの競争では売上高よりもシェア率が重視されている。たった一つの商圏を全国、いや世界中のライバル企業と争うことになるために、その中でのシェア率には単純なパーセントの差よりも大きな意味がある。

 シェア率重視の考え方は従来型ビジネスの現場でも定着している。業界内で特定企業が獲得しているシェア率のことを「市場占有率」と言うが、マーケティング担当者達はこの市場占有率を数%上昇させるために、様々な戦略を考案してはトライ&エラーを繰り返している。

 企業がシェア率拡大に躍起になるのは、今後の新規顧客獲得にシェア率の格差が大きく影響することが過去の経験的事実によって実証されているためである。これは元々、戦い方の法則を説いた「ランチェスターの法則」による理論がビジネスへと応用されたもので、下記のような影響力がある。

<市場占有率の影響力>

 ┌────────────────────────┐
 │ 企業がある市場において他社よりも高いシェアを │
 │   獲得した際には、2乗比の優位性が作用する。│
 └────────────────────────┘

 例えば、A社が特定の市場内で40%のシェア率(市場占有率)を獲得すれば、その後に市場拡大して生まれる需要量に対してA社は「2乗して40%になる力」(ルート0.4の値=0.64)、つまり今後の新規需要の中では 64%の顧客を取り込むことが可能になるという理論である。

 新しい顧客=初心者であるために業界や製品の専門知識には乏しい。そこで購入する製品やサービスを選ぶ際には友人・知人の評判を聞いたり、広告媒体やマスコミ評を参考にする。これが初心者に対する影響力である。

 今まで全くパソコンに触れたことのない人が初めてパソコンを購入するなら、知名度(高いシェア率)のあるNECや富士通のパソコンを選ぶケースが圧倒的に多い。インターネットに初めて接続した人が、最初にアクセスしたがるのは「ヤフー」である。これらの傾向は同法則と合致していることになる。

●シェア率の特徴と目標値の設定手法
 ・市場的存在シェア率
 ・市場内認知シェア率
 ・市場的影響シェア率
 ・相対的安定シェア率
 ・独占的市場シェア率

●シェア率から判断する業界内の競合パターン傾向
●シェア率競争の押さえどころとは・・
●オンラインショップ経営におけるシェア率と商圏の考え方

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https://www.jnews.com/mem/back/detail/2000/200002/20000208_1.html
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<これはJNEWS LETTER 2000年2月8日号に掲載された記事です>

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