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回転寿司の仕掛け人が次に狙うHMR市場の新業態


 働く女性、単身家庭、高齢者の増加が新しい食のニーズを生んでいるが、その中でも特に大きなトレンドが中食(なかしょく)である。中食とは、レストランなどでの“外食”と、家庭での手作り料理“内食”の中間にある食事形態を示すもので、市販の弁当や総菜、デリカテッセン等の調理済み食品を買って家庭やオフィスで食べることを意味している。

 米国では中食のことをHMR( Home-Meal Replacement=ホームミール・リプレイスメント=家庭の食事の代行)と呼んで大きな市場を形成しているが、日本でも料理の宅配サービスを中心としてHMR関連事業は急激に成長している。古くから「惣菜」「出前」といった元祖HMRといえるサービスは国内に存在していたが、そこに「豊富なメニュー」「グルメ志向」「食事をする楽しさ」「コンビニのような手軽さ」などの要素を加えることで新しい時代のHMR事業へと発展している。

 具体的な中食サービスの形態は多岐にわたる。米国から上陸した宅配ピザにはじまり中華料理の宅配やファミリーレストランの高級惣菜販売など選択肢は広いが、成功するために大切な点は「日本人に受け入れられるサービス」であること。米国で成功している形態をそのまま直輸入するのではなく、それを日本人向けにアレンジする仕掛けが重要となる。そのため多くの既存業界から斬新なサービスが次々と登場しているが「日本版HMR」の明確な答えはまだ出ていない。




回転寿司業界のHMR参入



 最近の飲食業界の中では回転寿司が大ブレイクしたのは周知の通りだが、それを仕掛けてきたのが寿司が店内を流れるコンベアシステムを開発・製造してきた企業である。その中でもパイオニアとして知られる日本クレセント(株)(石川県松任市)は昭和52年創業以来、約20年間で全国約3000件の回転寿司店への機器納入から店舗設計等のプロデュースまでを手掛けている。

 「料理が店内を回転する」というわかりやすいコンセプトは、様々なフードサービスにおいて応用できる可能性がを秘めているが、同社が次のターゲットとしているのが「コンビニデリカ・レストショップ」と自らが呼ぶ新業態。これは、ファミリーレストランのように店内で気軽に食事ができて、ファーストフード、コンビニ、テイクアウトお弁当、のように持ち帰りもできる「コンビニエンスストア+デリカショップ+レストラン」の機能を備えた回転型店舗だ。

 日本クレセントでは、この新業態の回転型店舗を「ほーむみーる」という名称で直営方式とFC方式とを併用して全国展開することを 99年8月に発表して、その第一号店を8月19日に石川県金沢市にオープンさせた。

●ほーむみーるのサービスの仕組みと概要
●ほーむみーるの収益計画
●回転型業態店のメリットと注目点

<この記事の完全情報 URL>
https://www.jnews.com/mem/back/detail/1999/199909/19990915_2.html
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<これはJNEWS LETTER 1999年9月15日号に掲載された記事です>

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