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先進企業に学ぶネットワークセキュリティ市場の動向と着目点

　インターネット上のセキュリティ問題は様々な場所で常に話題に上るが、その具体的な手法や対策に関しては明確に把握していないケースが大半を占めている。

　99年8月には国内の代表的なポータルサイトである「goo」が提供する無料の電子メールサービス「フリーメール」のメールサーバーが故障して約 3万人ユーザーの送受信メールが消失したり、Microsoft社の無料電子メールサービス「Hotmail」の登録ユーザー数百万人分のプライベートアカウントがネット上に露出していることが発覚したりと、最も信頼できるはずのサイトでさえセキュリティ対策が100％万全でないことが明らかになっている。

　これはインターネットを利用している企業にとっては対岸の火事でなく、自らが当事者になる可能性を常に抱えているわけだが、そこまで手が回らないのが現実の姿である。企業内の情報システムは一般的に「ＳＩベンダー」と呼ばれている大手パソコンメーカーを中心とした専門業者がシステムの設計から必要なアプリケーションやハードウエアの選択、開発までを担当しているため、セキュリティ対策もＳＩベンダー任せである。

　実際にＳＩベンダーの元にはセキュリティシステムの相談が続々と持ち込まれているが、セキュリティ関連のソフト、ハード分野も続々と新技術、新製品が発表されているため、それらを的確に選択したり組み合わせるための判断ノウハウが追いついていかないのが実情だ。そのためＳＩベンダーの多くは、高いセキュリティ技術を持つ専門パートナーを真剣に探している。

　ここにネットワークセキュリティを専門とする業者の市場が存在している。既にこの市場に着目している起業家も多いが、具体的な事業として成功している事例は意外と少ない。その中でも（株）日本ネットガードアドバイザー（通称：ガイアジャパン）（東京都品川区）というベンチャー企業は売上 200〜1000億円規模のシステム会社を主なクライアントとしているネットワークセキュリティ専門企業だ。そのサービス概要からは学ぶべき点が多い。

■（株）日本ネットガードアドバイザー
　　通称GIA JAPAN（ガイアジャパン）
http://www.gia.co.jp/

●セキュリティ業界と参入ポイント
　・セキュリティ業界の構図
●セキュリティ専門企業の特徴と優位性
●セキュリティ業界の動向と有望市場
●注目しておきたいセキュリティ関連教育市場
●セキュリティ業界参入希望者が学ぶべきこと

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＜これはJNEWS LETTER 1999年9月12日号に掲載された記事です＞