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ネット上のone to one戦略が生み出すパスワード関連ビジネス

　インターネットユーザーはこれからたくさんのID（ユーザー名）とパスワードの管理に頭を悩ませるはずだ。ネット上のサービスは高機能化が進み、自分専用のページ（マイページ）が持てるＷｅｂサイトは数え切れないほど存在している。米国で登場する新しいＷｅｂサービスなら、そのほとんどがマイページ機能を搭載しているといっても過言ではない。

　Ｗｅｂサービスのone to one化はユーザー側にとっては、必要なサービスだけを選択してカスタマイズできる大きなメリットを持つが、各サービス毎に提供されるユーザー名とパスワードは増えるばかり。インターネット上の無料サービスを有意義に活用しているパワーユーザーなら20や30のパスワードを持っていても何ら不思議ではない。

　そうなるとパスワード管理は深刻な問題だ。現実に会員にパスワードを支給しているＷｅｂサイトでは、「パスワードを忘れてしまった」という問い合わせメールが殺到し、専属の対応スタッフを抱えなければならないケースもあるほどだ。

　とはいうものの、忘れてしまったパスワードが簡単に調べられてしまうのではセュリティが甘くなり、逆の視点から大きな問題になってしまう。そこで今後の有望トレンドとしては、便利かつ安心して利用できるパスワード管理技術や関連サービスに注目しておきたい。その中でもコンセプトがわかりやすい事例を２つ紹介してみよう。

●パスワード管理サイト（MyPassword）
●キー入力のリズムによるパスワードの認証システム

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https://www.jnews.com/mem/back/detail/1999/199909/19990905_2.html
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＜これはJNEWS LETTER 1999年9月5日号に掲載された記事です＞