ホテルや航空券オンライン予約機能が普及したことで、旅行会社のビジネスモデルにも変化が生じている。従来型の旅行代理店は、そのままでは存続しにくくなり、オンライン旅行会社への進化が求められている。
オンライン予約を起点とした旅行会社のビジネスモデル

JNEWS会員配信日 2017/2/1

 従来の「旅行会社」は、旅行商品(パッケージツアー)を独自に企画、販売してきたが、オンライン予約サービスの普及によって、ツアー旅行者の数は減少している。
それに伴い、このタイプの旅行代理店は衰退してきている。

一方、海外で登場してきているのが、各種オンライン予約からの手数料を主な収益源にするオンライン旅行会社の存在だが、これには2つのタイプがある。1つは、旅行業界の集中予約システムにアクセスできる権利を取得しているオンライン旅行会社だ。

Montrose Travel(モントローズトラベル社)は、カリフォルニア州モントローズ市で1956年に創業した老舗の旅行会社だが、オンライン予約をベースとしたビジネスモデルの転換に成功している。



同社は、トラベルホスト協会(PATH)、Airlines Reporting(ARC)、国際航空運送協会(IATA)、クルーズライン国際協会(CLIA)など、複数の旅行業者団体が運営する予約プラットフォームに加盟することで、ホテル・航空券・レンタカー・客船・レジャー施設・旅行保険などの申込みを集約して行えるポータルサイトを構築している。

旅行の予約ポータルで最も利用率が高いのは「航空チケット」であるため、それを最安値で販売することでアクセスを増やし、同時にホテルやレンタカー、旅行保険の販売もすることで、手数料収入を稼ぐのが、旅行予約サイトのビジネスモデルになっている。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です。正式会員の登録をすることで詳細レポートにアクセスすることができます記事一覧 / JNEWSについて

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