ビジネスモデル事例集
  
Top > ビジネスモデル事例集
   
JNEWS LETTER
2週間無料体験購読
配信先メールアドレス

Counter
ソーシャルブックマーク
JNEWS.com を Yahoo!ブックマークに追加 Yahoo!ブックマーク
JNEWS.com を はてなブックマークに追加 はてなブックマーク
JNEWS.com を livedoorクリップに追加 livedoorクリップ

RDF

twitter

Google

WWW を検索
JNEWS.com を検索
世界市場で成功するサムスンの経営戦略
(製品開発・販促・人事)
written in 2012/11/20

 スマートフォンを1〜2年使用した後のリセールバリュー(再販価値)は、アップルの「iPhone」が最も高くて、次にサムスンやLG製で、日本メーカー製はそれよりもかなり低くなってしまう。スマートフォンの中古機は、世界にマーケットがあるが、日本のスマホは“世界標準機”として普及していないため、中古の取引相場も下がってしまうのだ。

その点からすると、Androidユーザーは、サムスンやLG製のスマホを購入したほうが賢いという考え方もある。こうした状況は、スマホに限らず、日本の家電メーカーが総崩れしている一因で、日本独自の規格や技術にこだわることで、世界市場の競争から脱落してしまっている。

かつては、「世界一の液晶メーカー」と持てはやされたシャープも、いまでは巨額の赤字企業に転落してしまった。深刻なのは、ほとんどの事業部門において、世界との競争に負けていることだ。技術革新が激しいエレクトロニクス業界では、世界トップの販売シェアを持続できなければ生き残っていくことが難しい。

《シャープの部門別損益(平成24年 4〜9月》

 

その中、勢力を拡大しているのが、韓国メーカーの「サムスン」である。自社ブランドの機種に加えて、他のメーカーへOEM供給している台数も含めると、世界一の携帯メーカーになっている。サムスンは、アップルのように強いブランド力があるわけではないが、2010年頃から急速にシェアを伸ばしてきた。

《世界の携帯電話市場・メーカー別シェア(2012年)》

 

携帯電話に限らず、液晶、半導体メモリー、他の家電製品などでも、サムスンは世界でトップのシェアを獲得しているが、それによって、日本のメーカーは倒産、消滅へのシナリオを辿ることになるのだろうかと不安になる。

しかし、サムスンが急成長してきた手法や要因を詳しく見ていくことで、日本の弱点と強みを再確認することができ、復活への足がかりを見つけることは可能だ。今回のレポートは「サムスンがなぜ急成長できたのか」を分析することで、日本企業との対比をしながら、逆に、日本の強みについても再考してみたい。

ビジネスモデル事例集一覧へ

この記事の核となる項目
 ●サムスンにみる韓国企業の強さとは…
 ●サムスンの製品開発にみる無駄の省き方
 ●サムスンが重視する「デザイン経営」とは
 ●欧米流人事制度と韓国文化の融合による経営
 ●自由貿易協定による韓国企業の生き残り策
 ●自由貿易圏を舞台としたグローバルビジネス
 ●北米市場における「新興国」の存在
 ●欧州市場の新拠点となる東欧諸国の魅力
 ●日本国内とは違う世界の企業慣習とビジネスルール
 ●世界の有力企業が注目するブラジル経済と2億人の消費市場
 ●世界最大19億人の市場を生む、ASEAN−中国自由貿易圏
 ●国境を意識しない海外起業の可能性と国際条約ネットワーク


この記事の完全情報はこちらへ
JNEWS LETTER 2012.11.20
※アクセスには正式登録後のID、PASSWORDが必要です。