女性向け生理用品の開発は、フェミテック系の新興企業にとって有望テーマになっている。安全性や健康面に配慮した商品を開発することで既存製品との差別化がしやすく、ネット直販でのリピート需要が期待できる。
フェミテックが手掛ける生理用品のネット直販ビジネス

JNEWS
JNEWS会員配信日 2018/8/13

 フェミニンケアの代表的な商材といえるのが「生理用品」のカテゴリーで、既存の製品に満足していない女性消費者は多いため、新たな製品開発の商機は大きいとみられている。フェミニンケアの商材を開発する新興企業は、「Femtech(フェミテック)」と呼ばれ、プロの投資家からも注目を集めている。

一般に市販される生理用品の中には、人体に有害な物質が含まれている商品が多数あり、それを常用していると皮膚ら有害物質が吸収されて、子宮の病気や不妊症、発癌のリスクが高まる、というも研究報告も出てきている。これは、生理用品の吸水性や消臭効果を高める目的で、石油系の原料が使われていたり、農薬成分が残留したコットンが使われているためだ。そこで、安全性の高い生理用品を開発することが、女性の起業テーマとしても浮上してきている。

2015年にニューヨークで創業した「Lola」は、100%オーガニック素材で生産された生理用品をネット直販する女性向けのヘルスケアブランドで、超薄型パッド、ライナー、タンポンなどの独自商品を、月額10ドル~のサブスクリプション型(定期購入)で販売している。同社の製品は、オーガニック認証された低刺激性の人体に安全なコットンを使用している一方で、広告やパッケージにかかるコストを極力省くことで、4週間に1回または8週間に1回のサイクルで定期購入がしやすい低価格が実現されている。主な購入者となっているのは、20~30代の女性である。

Lolaのビジネスは、生理用品以外でも、原材料の開示をして安全性の高いフェミニンケアの商材を直販するブランドを築くことで、天然ゴムの素材に医療グレードのシリコンオイル使用したコンドーム、有機アロエのエキスを原料とした潤滑剤などもサブスクリプション販売している。フェミニンケアブランドとしての知名度と信頼性が高くなれば、同じ女性客層に対して、幅広い商材を販売していくことが可能になる。

LOLA社は2人の女性が起業した会社だが、初期の出資者として女優のアリソン・ウィリアムズ、女子プロテニス選手のセレナ・ウィリアムズ、ファッションモデルのカーリー・クロスなどが参加。その後に大手のベンチャーキャピタルも資本参加することで、トータルでは3,500万ドル(約38億円)の資金を調達している。

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