英国の 「CommissionCrowd」はフリーのセールス人材に特化した仲介サイト。多様な業界の企業がフルコミッションベースの販売代理店制度を作り、セールスで獲得した売上の20~30%の歩合報酬を継続的に支払う販売網を築いている。
フルコミッション人材の仲介と代理店ビジネス

JNEWS会員配信日 2018/8/4

 海外では昔から「セールスレップ(Salesrep)」と呼ばれる、フリーの営業職が特定の分野で成り立っていたが、最近では多様な業界でフルコミッションのセールス人材が求められるようになっている。しかし、現状では、自社の製品を売ってもらうのに適したセールス人材を探せる場が少ない。

2014年に英国で創業した「CommissionCrowd」は、フリーのセールス人材に特化した仲介サイトで、主にB2B向けの製品を扱う企業とのマッチングを行っている。
自社の製品を販売してもらいたい企業は、同サイトに会員登録(有料)をして、販売代理店制度の掲載から、応募者の管理、採用者に対してオンライトレーニングが行える機能までを利用することができる。このサービスは世界を対象にしており、英国と北米を中心に4千件以上のセールス案件(販売代理店制度)が掲載されている。

掲載企業の業種も、生活用品、金融サービス、ソフトウエア、ITサービス、広告マーケティングなど多岐にわたっているため、“売るための商材”を探しているセールス人材は、自分が得意な分野の商材を探してセールスエージェント(販売代理店)としての契約をすることができる。その中でも報酬レートが高いのは、法人向け(B2B)に提供されているネット上のクラウドサービス(SaaS、ASP)で、セールスで獲得した売上の20~30%がコミッション報酬として支払われている。

たとえば、月額サブスクリプション型で、毎月100ドルの月額会費を徴収するクラウドサービスでは、1件あたりの報酬額は20ドル(報酬レートが20%の場合)と少額だが、毎月課金される会費収入に対する報酬が継続的に支払われる規約になっている。また、システムをカスタマイズして導入するクラウドサービスの場合には、その開発費用に対するコミッションも支払われるため、初回の契約でも報酬は高額になる。

《B2B型クラウドサービスのセールス報酬例》

CommissionCrowd自体のビジネスは、セールス人材を募集する企業に対して課金する年会費を主な収入源としており、利用できる機能の違いにより、年間 895ポンド(約13.4万円)のベーシック会員と、年間1395ポンド(約20.9万円)のプレミアム会員の2コースが用意されている。一方、セールス人材側の会員登録~利用は無料で、企業から支払われるコミッション報酬の支払いも同サイトの口座を介して行われるが、決済手数料も徴収していない。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です。正式会員の登録をすることで詳細レポートにアクセスすることができます記事一覧 / JNEWSについて

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