スタートアップ製造業者と中小工場のマッチングビジネス

JNEWS会員配信日 2017/5/11

 製造分野の起業者が、資金調達とテストマーケティングを兼ねられる最適な場として、Kickstarter(キックスターター)やIndiegogo(インディゴーゴー)などのクラウドファンディングを使うことが主流になっている。そこで商品のコンセプトを解説して、目標とする予約注文数が獲得できれば、発売までの資金も調達できることになる。

これは、正式発売後に売れずに大量在庫を抱えるリスクの軽減、銀行に頼らない資金繰りをすることができ、スモールメーカーでも新製品開発のハードルが大幅に下げられることを意味している。

商品の製造工程についても、外注先の工場を探せる仕組みが整備されてきている。
2012年に立ち上げられた「Maker's Row」は、米国内1,400社以上の中小工場が登録されているスモールメーカー向けのマーケットプレイスで、モノ作りをする起業者は、アパレル、家具、アクセサリー、ジュエリーなどのカテゴリー別に、製品の仕様に適した工場を入札方式で募集することができる。また、設計の段階から製造工程の専門家からアドバイスを受けて、試作品~完成品を作り上げていくことにも対応する。

Maker's Rowでは、提携先の工場はすべて米国内に限定しているため、このプラットフォームを介して生産された製品には、すべて“メイドイン・アメリカ”の付加価値が付くことになる。

同サイトのビジネスモデルは、起業者と工場をマッチングして仲介手数料を取るのではなく、モノ作りにチャレンジする起業者からは月額35ドル~99ドル、新規の取引先を開拓したい工場は、月額35ドル~ 350ドルの会費を徴収する方式になっている。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です。正式会員の登録をすることで詳細レポートにアクセスすることができます記事一覧 / JNEWSについて

■Maker's Row
  http://makersrow.com/

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JNEWS LETTER 2017.5.11
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