Ravelryは世界で670万人のメンバー登録がある、編み物のSNSで、その中には膨大な編み物のパターン図が公開されている。その規模はアパレル企業が保有するデザインデータベースを超えている。
アパレル商圏を脅かすアマチュア編み物コミュニティ

JNEWS会員配信日 2016/12/29

米国の手芸作家達で運営される「Ravelry(ラベリー)」は、編み物の愛好者が集まるSNSで、世界から670万人もの会員登録がある。サイト内では、自分の作品を公開してユーザー同士の交流が行われているが、その中でも特筆すべきは、編み物の設計図といえる“パターン図”が多数公開されていることだ。



ユーザー同士がパターン図をシェアすることで、様々なデザインの服やアクセサリーを編むことができる。制作した作品は、個人で楽しむことの他に、ハンドメイド作品のマーケットプレイス「Etsy」に出品して収益化することができる。日本からでも、「メルカリ」などで出品販売する手芸作家が、新たなデザインのパターン図を求めて、Ravelryへの会員登録をするようになっている。

Ravelryでは、自分が考案した編み図を無料で公開するだけでなく、有料販売もできることがモチベーションになり、手芸雑誌を発行する出版社や、ニット製品のメーカーよりも、遙かに巨大なパターン図のデータベースへと成長している。

このような消費者ネットワークは、手芸以外でも、多様な趣味のカテゴリー毎に形成されるようになり、企業の商圏を脅かすようになってきた。無人で自律飛行するドローンの開発においても、DIYによるアマチュア開発者が世界で増えている。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です記事一覧 / JNEWSについて

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JNEWS LETTER 2016.12.29
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