マイカーを広告媒体として収益化する「Wrapify」
JNEWS会員配信日 2016/9/13
マイカーを収益化できる方法としては、「Uber」や「Lyft」などのライドシェアサービスがあるが、それよりも簡単ものとして、マイカーに広告をラッピングする副業が出てきている。考案したのは、米カリフォルニア州ソラナビーチで、2015年に創業した「Wrapify」という会社で、野外の広告キャンペーンを展開したい企業と、マイカーに広告ラッピングをして収益化したいドライバーとをマッチングしている。
ドライバーがこのプログラムに参加するには、21歳以上、違反や事故歴がないこと、2008年式以降の車を所有していることが条件で、まず最初に、Wrapifyのスマホアプリをダウンロード、起動させた上で、普段の通勤や休日にマイカーを利用する。
その走行データをアプリが記録、日常的に走行する地域やルートなどが分析されて、キャンペーンを実施したい広告主からのオファーを受けることができる。マッチングが成立すれば、1ヶ月~12ヶ月の契約期間でマイカーのボディに広告ラッピングの施工した後、普段通りに車を利用する。すると、走行距離に応じた広告料が支払われる仕組みになっている。
具体的な広告収入は、マイカーにラッピングする広告の面積と、走行距離の積算によって算定されるが、主に通勤の往復で走行する距離が1日あたり25マイル(約40km)、車のボディ全体をフルラッピングするケースで、月間で 約300ドルを稼ぐことができる。大きな金額ではないが、車の維持費を広告収入で賄えるイメージだ。ラッピングにかかる費用は広告主が負担するため、ドライバー側に初期費用はかからず、キャンペーンが終了すれば、ボディがダメージを受けないようにラッピングは剥がすことができる。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です。正式会員の登録をすることで詳細レポートにアクセスすることができます → 記事一覧 / JNEWSについて)
■JNEWS会員レポートの主な項目
●マイカーを広告媒体とする事業モデル
●屋外看板を拠点としたWiFiマーケティング
●アウト・オブ・ホーム・メディアの開拓商機
●デジタル・アウトオブメディアの着眼点
●デジタル・アウトオブホーム(DOOH)の特徴と定義
●人工知能と屋外広告ビジネスの接点
●都市の再開発とストリートファニチャー広告
●ウォーカブルシティへの都市再生と街をスコア化するビジネス
●広告ブロック時代に求められるネットビジネスモデルの転換
●超優良客を取り込むリアルタイムデータの提供と分析ビジネス
●仮想空間の好立地を取引するプロダクトプレースメントの仕組み
■この記事の完全レポート
・JNEWS LETTER 2016.9.13
※アクセスには正式登録後のID、PASSWORDが必要です。
※JNEWS会員のPASSWORD確認はこちらへ
これは正式会員向けJNEWS LETTER(2016年9月)に掲載された記事の一部です。 JNEWSでは、電子メールを媒体としたニューズレター(JNEWS LETTER)での有料による情報提供をメインの活動としています。 JNEWSが発信する情報を深く知りたい人のために2週間の無料お試し登録を用意していますので下のフォームからお申し込みください。