スマートフォンから医師のオンライン診療を受けられる仕組みが米国で急成長している。通院をして本格的な治療を受ける前に、オンラインで医師への相談をすることで、自分と相性の良い名医を探すための手段として活用されている。
気になる症状を相談できるオンライン診療サービス

JNEWS会員配信日 2016/7/14

 病院に行かなくても診療が受けられる仕組みとして、米国では、オンラインのビデオ会議システムで、医師への相談や診察が受けられるサービスが急成長している。

Teladoc(テレドッグ)」は、この分野で最も高いシェアを獲得しているサービスで、米国内でライセンスを取得している約3100名の医師をネットワーク化している。患者は1回あたり約50ドルのカウンセリング料を払うことで、希望の医師を選んで、PCスマートフォンのビデオ通話機能でオンライン診療を受けることができる。症状によっては、薬の処方箋を出してもらうことも可能だ。Teladocの登録会員は810万人、年間で約57万件のオンライン診療が行われている。


公的保険が充実していない米国では、医療費が非常に高いことから、病気の初期段階では、このようなオンライン診療サービスを利用するユーザーが、特に18~34歳までの若者層で急増してきている。また、本格的な治療をする場合でも、オンライン診療で信頼できそうな医師に相談した後、通院して診てもらうスタイルが主流になっていくことが予測されている。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です記事一覧 / JNEWSについて


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