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  UberやAirbnbのようなシェアリングサービスを、個人でも簡単に立ち上げられるプラットフォームが開発されてきている。シェアリングの基本機能は共通しているため、同じプラットフォームで不動産、乗り物、趣味の道具など多様な共有サービスを運営できる。
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遊休資産を共有する
シェアリング・プラットフォームの開発モデル
JNEWS会員配信日 2016/3/18
事例:DesksNear.Me

 近頃では、地域の小規模な団体や個人でも多様なレンタルサービスを立ち上げることが可能になってきている。それを支えているのが、レンタルやシェアリングの予約受付や貸出管理ができるクラウドシステムの存在だ。

myTurn.com」は、地域の行政や NPO、中小の事業者などが図書館やツールライブラリーを運営するための各種機能を備えたクラウドベースのプラットフォームとして広く活用されている。

主な機能となるのは、レンタル品にバーコードを付けて在庫管理ができる機能、貸出の予約受付ができる機能、延滞者に対して返却を促す通知ができる機能、レンタル品毎に貸出状況を分析できる機能、利用者からの会費やレンタル料をカード決済できる機能など、レンタルライブラリーの運営に必要な機能はほとんど揃っている。

myTurn.comは、学校や企業が所有している備品(資産)の管理システムとしても使うことができるため、普段は利用されていないモノを、地域の住民に無料または有料でレンタルして収益化する道筋も作ることができる。レンタルサービスが本業ではない団体でも、地域への社会貢献や副業として、安価な料金体系で遊休資産を貸し出せることの意義と影響は大きい。

さらに「Near Me」というプラットフォームでは、もう少しビジネス寄りの共有サービスを自由に立ち上げることができる。

具体例として、「DesksNear.Me」はオフィスの空いているスペースをシェアして収益化するための仲介ネットワークで、ワークスペースを探している地域を入力すると、登録されている該当物件のリストと料金が一覧表示される。その中から希望の物件が見つかれば、1日、1週間、1ヶ月単位での利用予約をすることが可能だ。

「Near Me」のプラットフォームを使うと、これと同じP2P型の仲介サービスを自由なカテゴリーで立ち上げることができる。たとえば、楽器、一眼レフカメラ、プレジャーボートなど、専門のグッズに特化したシェアリングサイトを、特別なシステムを開発する必要はなく、クラウド上のシステムだけで立ち上げて、独自ドメインのサイトとして公開することができる。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です→記事一覧

JNEWS会員レポートの主な項目
 ●非営利で増えるツールライブラリーの役割
 ●遊休資産を共有できるレンタルプラットフォーム
 ●個人が立ち上げる多様なシェアリングサービス
 ●プロシュマーが築く新たな経済圏と商品開発の方向性
 ●企業が共有経済で生き残るビジネスモデルの再構築
 ●リース契約によるアパレルの販売モデル
 ●バッテリーをレンタルする電気自動車の販売モデル
 ●ゼロから独自商品を生み出す製品開発と地域工房ネットワーク
 ●ギグ・エコノミーで形成されるオンデマンドワークの功罪と影響
 ●消費者のリピート購入を促す日用品ブランド構築とボックス開発
 ●シェアリング経済で豊かに暮らすネオシェアラーへの成長過程
 ●お金を使わずに豊かな生活を追求する新ライフスタイルの台頭

この記事の完全レポート
 ・JNEWS LETTER 2016.3.18
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