JNEWS会員配信日 2015/3/6
事例:【事例】
米国では、非対面式のスタイリストサービスが急成長している。その背景として、日々の仕事が忙しく、なかなか服を買いに出かける時間が作れない、もしくはネットで効率的に買い物をしたいと考える女性が増えていることがある。また、男性にとっても“ビジネスカジュアル”の職場が増えており、昔よりもファンションセンスに気を遣うようになってきた。
そのため、洋服選びと買い物代行を兼ねたパーソナルコーディネートサービスへの需要が高まっている。この分野には、幾つかの新興企業が参入しているが、具体的な仕組みは、それぞれ異なっている。
その中、働く女性や主婦層からの支持を集めているのが、「Stitch Fix(スティッチフィックス)」というサービスである。会員登録をして、月額20ドルのコーディネート料を払うと、その人のスタイルや好みによってコーディネートされた、毎月5点の商品(パンツ、スカート、ワンピース、セーター、シャツ、上着、アクセサリーなど)が届き、その中から、自分が気に入った服だけを買い取り、残りの商品は返品(3日以内)できるようになっている。返品送料はかからない。
月額20ドルのコーディネート料は、1アイテムでも服を買い取れば、購入代金と相殺することができる。しかし、5点すべての服を返品する場合には、コーディネート料は戻ってこない。つまり、利用会員は最低20ドルを毎月、必ず自己負担することになる。
毎月送られてくるのは、1点あたりの価格が平均50〜60ドルの比較的リーズナブルな商品で、5点すべての商品を購入すれば、購入代金の25%が割引される。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です)
※Stitch Fixから送られてくるボックスを紹介した映像
■JNEWS会員レポートの主な項目
●返品OKのオンラインコーディネート販売
●レンタルで服を取り替えていくファッションスタイル
●服のサブスクリプション型レンタルサービス
●データサイエンス化するファッション業界
●ファストファッション業界との接点について
●無在庫型のファッションコーディネートサービス
●パーソナルスタイリストのオンライン開業モデル
●アパレル業界の救世主となるための視点
●通販客を呼び戻すリアル店舗向け買い物代行サービス
■この記事の完全レポート
・JNEWS LETTER 2015.3.6
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