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  約4千円の教育用PCボード(ラズベリーパイ)を活用した起業が注目されている。安価なPCボードはIoTビジネスとの相性が良く、様々なアイデアを電子工作として試すことができるため、中学生からプロのエンジニアまでがトライをしている。
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教育用マイコンボードを活用した起業モデルと
IoTビジネスの入り口
JNEWS会員配信日 2015/2/11
事例:Raspberry Pi

 20年前と比べれば、電子パーツの性能は飛躍的に向上し、安価になっていることから、個人の電子工作でも、高性能な電子機器の開発をすることも可能になってきている。

その心臓部として使われ始めているのが、35ドル(日本では4千円台)で購入できる「Raspberry Pi(ラズベリーパイ)」という、小型のパソコンボードである。

筐体は無く、名刺サイズの基板にパーツが装着されているシンプルな作りだが、ARMクアッドコアのCPU、1Gバイトのメモリ、USBポート、HDMI端子などパソコンとしての基本機能を備えている。ハードディスクは無いが、データの保存はメモリーカードによって行える。

OSにはオープンソースのリナックスが使われていたが、今年2月にマイクロソフトが、ラズベリーパイ向けに「Windows10」の無償提供を発表したことから、使い勝手が向上して、多方面で活用されることが期待されている。

このマシンは、もともと英国ケンブリッジ大学に勤めていたエベン・アップトン氏が、子供の科学に対する好奇心が薄れてきているのを危惧して、手軽にプログラミングの学習や、電子工作の実験ができる(壊しても構わない)安価なパソコンとして考案されたもので、非営利の財団として開発が行われ、製造は外部の工場に委託されている。

初期モデルが発売された 2012年から現在までに、世界に300万台以上が出荷されているが、その用途は、教育や趣味の電子工作に限らず、IT起業するためのツールとしてや、産業分野にまで広がっている。

 ラズベリーパイには、MITメディアラボが開発した「Scratch(スクラッチ)」という子供向けのプログラム言語を使うことができ、ソースコードを書けなくても、「動かす」「回す」「音を鳴らす」などの指令ブロックを組み合わせていくことで、ロボット制御のプログラムを作ることができる。

そして、さらにラズベリーパイを便利に活用できるデバイスや周辺機器を開発することが、個人の起業テーマとしても浮上してきている。それらのアイデアは、キックスターターのようなクラウドファンディングサイトに投稿されて、事業化に必要な資金を調達しているケースが多い。

この記事の主な項目
 ●世界で人気化するSTEMスクール
 ●電気工作教室の開業モデル(日本)
 ●理系メーカーにとってのSTEM市場
 ●ラズベリーパイによる電子工作の可能性
 ●IoTによるスマート社会の入り口

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JNEWS LETTER 2015.2.11
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