JNEWS会員配信日 2014/4/6
事例:Interview Stream
人材採用の「面接」についてもオンライン化が進んでいる。応募者は、自宅のパソコンから、指定のサイトにアクセスし、ウェブカメラを通して面接を行う方式で、在宅ワークやクラウドワークの人材採用で導入されている他、リアルビジネスのアルバイト、パート社員、さらに正社員の採用面接でも、対面式からオンライン面接へと切り替える企業が増えている。
オンライン面接の利点は、応募者に会社まで来てもらう手間とコスト(交通費)を省けるだけでなく、カメラによって面接の様子を記録することができ、そのデータを、複数の人事担当者や経営者と共有できることにある。
今後の採用面接に求められるのは、できるだけ担当者の主観による人物評価を排除することで、応募者を客観的に審査する目的でも、オンライン面接のほうが都合が良いという考え方が広がっている。
「Interview Stream」は、オンライン面接を行うためのプラットフォームを開発している会社で、企業のニーズに合わせて、各種の機能を提供している。面接の対応は完全に自動化することができ、求人サイトの応募者から、テストなどで面接すべき候補者をフィルタリングして、オンライン面接の招待メールが送信される。
面接者が、指定のサイトにアクセスすると、あらかじめ録画された質問が再生されるため、カメラを通して返答をしていく方式で、面接の映像はサーバーに記録されるようになっている。その映像を社内で共有して、採否の検討をすることができる。また、人事担当者よるライブ方式のオンライン面接をすることも可能だ。
同システムの利用料金は月額599ドル〜で、民間企業、大学の就職課、人材紹介会社、公的な職業紹介所などでも採用されている。また、人材コンサルタント会社では、オンライン面接の実施を代行して、その映像をクライアン企業の人事担当者がチェックする形で、応募者の人選をしている。
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JNEWS LETTER 2014.4.6
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