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オンライン上の上流社交場を目指す
ソーシャルネットワーク
written in 2004/3/24
事例:Friendster 他

Friendster  ウェブログの他に、もう一つの新しいコミュニケーションツールとして「ソーシャルネットワーキング」という人的繋がりも流行の兆しを見せている。ソーシャルネットワークとは、「自分の友達の友達も、自分の友だちになるはず」という考えに基づいている。「友だちの輪」という感覚で芋づる的に交友関係を拡大していくことであり、“ソーシャル”には“社交的”という意味合いが込められているようだ。

従来の出会い系サービスと異なるのは、現メンバーの親しい知人、友人のみを誘いあってコミュニティを形成している点で、不特定多数の人間が自由に参加できるわけではない。そのため権威あるソーシャルネットワークに誘われることは、ある種のステイタスであり、いわば会員制社交クラブのような趣がある。

友人の紹介でそのネットワークに入れば、友人の友人リストを通じて新たに友人関係を結ぶことができるのが利点。見知らぬ不特定多数がランダムにメンバーとなっていて信頼性が低い出会い系サイトと違って、友人の友人という一種の「保証」があるということが、出会い系サービスにつきまとう信頼性の欠如を補っている点が特徴的だ。米国では既に多くのソーシャルネットネットワーク・サイトが存在しているが、その仕組みはほとんど共通している。
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この記事の核となる項目
 ●ソーシャルネットワークによる人脈形成の仕組み
 ●テーマ別に形成されるソーシャルネットワークの動向
 ●友人関係を作ることを目的としたソーシャルネットワーク
 ●ビジネスの人脈を作ることを目的としたソーシャルネットワーク
 ●ソーシャルネットワークの課題と方向性
 ●人間関係の多様化が生み出す新たな出会いサービスの方向性
 ●各種出会い系サイトから垣間見える新マッチングビジネスの方向


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