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ウェブログによる新たな個人メディアの台頭と
収益化計画
written in 2004/3/24
事例:Weblogs 他

 オンライン上で2003年半ば頃から今年にかけて内外ともに話題になっているものが、「ウェブログ」と「ソーシャルネットワーク」というオンライン上の新しいコミュニケーション手段である。これらは、おもにIT業界の人脈を通じて広がりを見せている新しい社交の“道具”であり、すでにビジネスとして参入する企業も増えてきている。しかしいささかバブル的な面もみられ、現実的な展望がみえていないのに期待が先行しているきらいがある。しかし、人との新たなつながりを生み出すという、ビジネスの基本に関わる要素を持っていることから、これからの可能性を探っておくことも大切だろう。

新たな人間関係を作るウェブログ(ブログ)という道具

    「ウェブログ(Weblogs)」は2002年から米国で火がついてブームとなり、 昨年後半からは日本国内でも話題としてよく取り上げられるようになった。個人が日常生活で体験したり感じたことなどを綴ったホームページは「オンライン日記」と呼ばれ、インターネット普及期(1996年頃)から続いている人気コンテンツだが、現在のウェブログ(略称ブログ)とは本来これに他ならない。

    それがインターネットのユーザー層が拡大していくにつれて、ジャーナリストや作家、有名知識人など文筆を生業としている人達が、自身のサイトコンテンツとして日記を書き出すようになったことで知名度が上がった。また、ブログをビジネス化しようとする動きが出てきたことも拍車をかけたといえる。

    これまでのオンライン日記は、毎日の日記を更新するたびにHTMLページを修正する必要があって面倒なものだったが、ウェブログ機能を利用することによって、ページ制作の知識がなくても、掲示板感覚で日記を書いて時系列で管理できたり、その日記を読んだ人が返信やコメントを付けることができるようになったことから、新しい情報発信とコミュニケーション手段として注目されはじめている。そのブログから収益を上げる方法について今回は特集してみたい。
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この記事の核となる項目
 ●国内ブログサービスの現状について
 ●ウェブログが実現する主な機能の紹介
 ●ブログを活用したビジネスの動向
 ●eコマースサイトとブログとの連携ビジネス
 ●ブログから派生する新しいコミュニティの方向
 ●ブログによって変わる個人の情報発信と新しい社交術
 ●将来の転職を見据えたビジネスマンの情報発信
 ●フリーランサーと転職希望者を囲い込むためのオンライン履歴書


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JNEWS LETTER 2004.3.24
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