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情報化で実店舗の売上高を向上させる
キオスク・ソリューション
事例:NetShift 他
written in 2004/2/8

 コンビニに設置されている専用端末でコンサートチケットを購入したり、その隣にあるATM機で現金を引き出す人の光景をよく見かけるようになった。公立の図書館へ行っても、蔵書の所在が自由に検索できる専用端末が設置されていることが多い。これら専用端末の利点は、いちいち店員の手を煩わすことなく、消費者が自由にサービスを利用できる部分にある。

このように小売店や公共の施設などに設置された情報端末は「キオスク(KIOSK)」と呼ばれることもある。“KIOSK”の語源はフランス語で、駅や公園で新聞を販売しているスタンドのことを指しているが、日本では駅構内で鉄道共済会が運営する売店として広く知られている。近頃では簡易店舗として設置された情報端末(キオスク端末)が高機能化していることから店舗内での“人手”に変わる存在として期待が持たれている。

「キオスク端末(情報キオスク)」という言葉は別としても、既に店舗内に設置された情報端末が大きく売上に貢献している分野というのは国内にもある。意外にも、日本で最も成果を上げている店舗内の情報端末というのは、消費者金融業者が全国各地に設置している無人契約機である。お金を金融業者から借りる時には、人との対面をできるだけ避けたいという利用者心理のツボを、無人契約機は見事に押さえた。

無人契約機の登場によって自己破産者が急増したという大きな弊害もあるが、「店舗経営」という視点から見ると、これは金融業界のみならず様々な業界において革命的な出来事として捉えられている。既存の小売業として代表的な百貨店業界では、顧客サービスを充実させるために多額の人件費をかけて店員を充実させてきたが、これが逆に顧客離れの一因になっていたのでは、と考えるようにもなってきている。

店舗を完全に無人化とまではいかなくても、店員の数を減らす代わりにキオスク端末を設置することで来店客数や売上を増やすことができれば、経営者としては一石二鳥の効果が得られる。小売業界向けのキオスク端末はまだ開発事例が少ない段階だが、今後の実店舗オペレーションを考える上では、店舗の情報化が不可欠になってくることから、各業種・業態や商材に応じたキオスク端末の開発は有望市場へと発展していく可能性が高い。



 ●多業界に広がるキオスク端末の導入分野
 ●世界各地で異なるキオスク端末の活用事例
 ●チケット販売キオスクの設置で変わるスポーツ施設
 ●各メーカーが小売店舗にキオスク端末を設置する狙い
 ●キオスク端末によるメーカー販促活動の流れ
 ●小売店内で商品検索することを目的としたキオスク端末
 ●センサー技術とキオスク端末によって変わるゴルフ練習場
 ●自動販売機〜キオスク情報端末の時代へ
 ●自動販売機を活用したビジネスの仕組みと採算性



JNEWS LETTER 2004.2.8
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これは正式会員向けJNEWS LETTER 2004年2月8日号に掲載された記事のサンプルです。 JNEWSでは、電子メールを媒体としたニューズレター(JNEWS LETTER)での有料(個人:月額500円、法人:月額1名300円)による情報提供をメインの活動としています。JNEWSが発信する情報を深く知りたい人のために2週間の無料お試し登録を用意していますので下のフォームからお申し込みください。
 
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