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スポーツ用品業界にみる 大型店の失敗と超専門店化への活路
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事例:tennis-warehouse.com 他
written in 2002.7.9
ワールドカップの成功は日本人にスポーツの素晴らしさを再認識させた。特に青少年に与える影響は大きく、テレビ画面の中のスター選手に憧れてサッカーを始める少年達は増えることだろう。頂点に立つプロ選手達が輝いているスポーツ種目では、自然と競技人口は増えて市場のすそ野が広がっていくのが特徴だ。
文部科学省が2000年9月に発表した 「スポーツ振興基本計画」では、成人が週一回以上スポーツを実施する割合を50%(国民の二人に一人)とすることを政策目標に掲げている。実際、2000年における日本のスポーツ人口は、週2回以上の運動を実施する者が
4,000万人、週1回以上の運動を実施する者の割合は51.4%に達している。
実施されているスポーツで人気なものはジョギングや散歩が多いが、ボウリングや水泳、ゴルフ、サイクリング等多様化の傾向も著しい。W杯効果でサッカー熱も高まったりするなど、大きなイベントやテレビ・映画等の影響でそれまであまり注目されていなかったスポーツが脚光を浴び、それまでスポーツに慣れ親しんでいなかった人が始めるというのも最近の傾向だ。そこには健康志向の高まりも要因として見逃せない。
一方、スポーツ用品店は全国に約1万9千店舗ある。その中の1万7千店舗以上は従業員10名未満の小規模店だが、総じて経営状況は芳しくない状態にある。大型店の進出や、ホームセンターやディッスカウントショップでも安値で各種スポーツグッズが販売されるようになり、従来からのスポーツ用品専門店の存在価値が薄くなっている。
●大型スポーツ用品店が台頭した時代と、その後の衰退の理由
●大型店化で専門知識が低下して顧客を逃すスポーツ業界の構造
●欧米にみるオンラインプロショップ事例
・バドミントン用品の専門店
・野球用品の専門店
・テニス用品の専門店
●優良客が自然に囲い込めるスポーツ団体とショップとの提携戦略
●固定客の発掘と育成に貢献するスポーツコミュニティの仕掛け方
●スポーツ業界に関連した書籍情報
JNEWS
LETTER 2002.7.9
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