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これから伸びるEC業界のフルフィルメント業務代行
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事例研究:iShip.com 他 written in 1999.3.5
紙媒体の通信販売業界で最も設備投資負担の大きな分野は顧客からの注文を受けた後の決済や配送作業部門である。各地に店舗を持たない分、全国からの注文が一ヶ所に集中するために「注文受付」「決済」「商品梱包」「配送」「在庫管理」等をまとめておこなう拠点の負担はかなり大きい。
受注後に発生する一連の作業はフルフィルメント(fulfillment)と呼ばれる
が、この部門の段取りが悪ければ、業務は停滞して顧客側にも迷惑がかかるためにリピーター率は低下してしまう。そのため同業界では多額のコストを投入してフルフィルメント機能の強化に力を入れてきた。
これと同じ傾向は今後のインターネット上のEC市場でも予測できる。国内EC業界ではまだ年商1億円を超えているオンラインショップが少ないが年商数千万円規模から数億円規模に事業を成長させるためには、フルフィルメント機能の充実や自動化、人材の育成を避けては通れないからだ。
とはいうもののオンラインショップの魅力として「小規模」であることも捨てがたい。月商数百万円規模の商売なら大企業や大手ショッピングモールにとっては手掛ける魅力の少ないニッチな市場を制覇して、カテゴリー内のブランドシェアを確立することができる。これなら価格競争に巻き込まれる心配も少なく利益率の高い商売を続けることが可能だ。
そんな小規模オンラインショップをターゲットにフルフィルメント機能を提供するサービスに対する期待は大きい。外部からフルフィルメント機能の提供を受けることで、高度なオペレーションをすることができれば多少毎月のコストがかかっても、独自に設備投資やシステム開発をするよりもリスクは少ない。
●有望なフルフィルメント・カテゴリーとは・・
・受注機能
・在庫管理機能
・商品梱包、発送機能
・決済・与信機能
・顧客サポート機能
●隠れた有望市場・オンライン商品発送支援サービスの仕組み
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これは正式会員向けJNEWS LETTER 1999年3月5日号に掲載された記事のサンプルです。 JNEWSでは、電子メールを媒体としたニューズレター(JNEWS LETTER)での有料(個人:月額500円、法人:月額1名300円)による情報提供をメインの活動としています。JNEWSが発信する情報を深く知りたい人のために2週間の無料お試し登録を用意していますので下のフォームからお申し込みください。
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